「科学界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれているらしい(3ページ)「辺境生物学者」を名乗る(4ページ)著者が、北極や南極や氷河、砂漠、深海などの極限的な環境で生きる辺境生物を題材にしながら、自分の人生や研究歴、処世訓等を語るエッセイ。
タイトルや最初の方の記述から、極限的な環境で食べ物やエネルギーを節約しながら生きる微生物の生態の紹介をメインにする本かと思って読み始めたのですが、著者の言いたいことを、様々な生物を引き合いに出して正当化するという本で、引き合いに出される生物も最初の方はタイトル通りの著者の研究対象の辺境生物ですが、後の方では普通の猿やネアンデルタール人とか何でもありになってきて、様子が変わってきます。
最初の方の海底火山の熱水噴出口付近の環境とそこに住む生物の話とか、ダイオウグソクムシは5年間絶食しても生きていられる(34ページ)とか、興味深い話は多数ありましたけど。
長沼毅 幻冬舎新書 2015年7月30日発行
タイトルや最初の方の記述から、極限的な環境で食べ物やエネルギーを節約しながら生きる微生物の生態の紹介をメインにする本かと思って読み始めたのですが、著者の言いたいことを、様々な生物を引き合いに出して正当化するという本で、引き合いに出される生物も最初の方はタイトル通りの著者の研究対象の辺境生物ですが、後の方では普通の猿やネアンデルタール人とか何でもありになってきて、様子が変わってきます。
最初の方の海底火山の熱水噴出口付近の環境とそこに住む生物の話とか、ダイオウグソクムシは5年間絶食しても生きていられる(34ページ)とか、興味深い話は多数ありましたけど。
長沼毅 幻冬舎新書 2015年7月30日発行