起業コンサルタントの著者が、自らが実践して成功したSNSによる集客方法について解説した本。
Instagram で写真や動画により感情に訴えて興味を持たせ、リンクでブログや You tube に誘導して自分の価値観や考えを見せ、それに共感した人だけを公式LINEに登録させて、そこから個別対応して納得した顧客に商品(サービス)を購入させる(36~39ページ)というしくみはビジネスとして合理的に思えます。それは著者(事業者)の価値観や考え方に合わない人、要するに顧客となる見込みがない人をふるい落とす過程と位置づけられます。自分の商品を買って欲しい客の具体的なイメージを「ペルソナ」と呼ぶ(53ページ)著者は、「ペルソナでない人は、本来お客さまにはならない人です」として、価値観や考え方が合わない人が来てしまわないような発信をすることを勧め(52~55ページ)、クレーマーが来るのは物腰の柔らかそうな人、この人なら何を言っても受け入れてくれそうと思われるからであり、自分は「『私はお客さまですよ。』といった態度の人には、まったく来てほしいと思っていません。むしろ私自身がお客さまを選ばせていただいています」という内容の記事を発信しているといいます(215~216ページ)。
確かに、ビジネスとしてみれば、客になる見込みのないピントはずれの電話をしてくる人、ジコチュウで思い込みの強い人などに応答する(食い下がられる)のは時間の無駄であり、疲れ消耗するだけでいいことはまったくないのですが…いろいろと考えさせられます。
著者は、自分の Instagram のプロフィールを「4児ママ起業 海外在住 小桧山美由紀」から始めて実績、略歴、「ごく普通の私」のことで構成していることを紹介し、同様のやり方を推奨しています(72~76ページ)。最近、Facebook でその種のプロフィールを書いた知らない人からの友だち申請が多くて辟易しています。著者は Facebook よりも Instagram を勧めています(34ページ)し、自分から売り込むなと言っています(31ページ)ので、そういう行動はこの本の著者の影響ではないとは思うのですが。
小桧山美由紀 総合法令出版 2022年7月22日発行
Instagram で写真や動画により感情に訴えて興味を持たせ、リンクでブログや You tube に誘導して自分の価値観や考えを見せ、それに共感した人だけを公式LINEに登録させて、そこから個別対応して納得した顧客に商品(サービス)を購入させる(36~39ページ)というしくみはビジネスとして合理的に思えます。それは著者(事業者)の価値観や考え方に合わない人、要するに顧客となる見込みがない人をふるい落とす過程と位置づけられます。自分の商品を買って欲しい客の具体的なイメージを「ペルソナ」と呼ぶ(53ページ)著者は、「ペルソナでない人は、本来お客さまにはならない人です」として、価値観や考え方が合わない人が来てしまわないような発信をすることを勧め(52~55ページ)、クレーマーが来るのは物腰の柔らかそうな人、この人なら何を言っても受け入れてくれそうと思われるからであり、自分は「『私はお客さまですよ。』といった態度の人には、まったく来てほしいと思っていません。むしろ私自身がお客さまを選ばせていただいています」という内容の記事を発信しているといいます(215~216ページ)。
確かに、ビジネスとしてみれば、客になる見込みのないピントはずれの電話をしてくる人、ジコチュウで思い込みの強い人などに応答する(食い下がられる)のは時間の無駄であり、疲れ消耗するだけでいいことはまったくないのですが…いろいろと考えさせられます。
著者は、自分の Instagram のプロフィールを「4児ママ起業 海外在住 小桧山美由紀」から始めて実績、略歴、「ごく普通の私」のことで構成していることを紹介し、同様のやり方を推奨しています(72~76ページ)。最近、Facebook でその種のプロフィールを書いた知らない人からの友だち申請が多くて辟易しています。著者は Facebook よりも Instagram を勧めています(34ページ)し、自分から売り込むなと言っています(31ページ)ので、そういう行動はこの本の著者の影響ではないとは思うのですが。
小桧山美由紀 総合法令出版 2022年7月22日発行