日常生活で見かける現象を中心に化学の観点から解説した本。
私はどちらかというと、汚れ落とし関係のテクニックの紹介に惹かれました。茶渋は発泡トレイでこするとよく落ちる(34頁)とか、フライパンの焦げ付きは塩を振って加熱すると取れやすい(36~37頁)とか、換気扇の汚れは天ぷら油で落とす(38~39頁)とか、自転車の錆は木工用ボンドではがれる(40頁)とか、プラスチックやガラスに油性ペンで書いた文字は水性ペンでなぞってティッシュで拭くと取れる(78頁)・ポテトチップスでこすると取れる(79頁)とか・・・。あとアジサイの花の色が土壌の酸性度によって違う(酸性度が強いと青くなる:114頁)なんてのも知りませんでした。
広く浅くなので食い足りない部分も多いですし、終盤にはこの本のテーマの化学と関係ないのに原子力推進の論調が出てきたりするのが興ざめですが。
吉村忠与志 技術評論社 2007年2月10日発行
私はどちらかというと、汚れ落とし関係のテクニックの紹介に惹かれました。茶渋は発泡トレイでこするとよく落ちる(34頁)とか、フライパンの焦げ付きは塩を振って加熱すると取れやすい(36~37頁)とか、換気扇の汚れは天ぷら油で落とす(38~39頁)とか、自転車の錆は木工用ボンドではがれる(40頁)とか、プラスチックやガラスに油性ペンで書いた文字は水性ペンでなぞってティッシュで拭くと取れる(78頁)・ポテトチップスでこすると取れる(79頁)とか・・・。あとアジサイの花の色が土壌の酸性度によって違う(酸性度が強いと青くなる:114頁)なんてのも知りませんでした。
広く浅くなので食い足りない部分も多いですし、終盤にはこの本のテーマの化学と関係ないのに原子力推進の論調が出てきたりするのが興ざめですが。
吉村忠与志 技術評論社 2007年2月10日発行