柿が美味しい時期になった。朝食の果物が葡萄から柿に変わるとまもなく冬になるという実感が湧いてくる。柿好きにとって何よりもうれしい。
干柿は手間がかかる。値段もいい値段であるので、あまり購入することが出来ない。妻とスーパーに行ったときにそれとなく買い物かごに入れて、レジで睨まれるのがいつものパターンである。干柿を購入するのは、食べるのが目的だが、同時にあの軒先に吊るされた風景を買うようなものでもある。
★いちまいの皮の包める熟柿かな 野見山朱鳥
★手に取れば柔和な重み木守柿 藤森順二
★干柿や山の機嫌のいまひとつ 大牧 広
いまはまだ柿の時期、今年の干柿はまだ食べていなかった。登山やハイキングの楽しみのひとつに、下山してきて山里に入ると柿を干している民家に出会うことである。柿の木にわずかに残っているのを見るのもいいが、軒につるした干柿には懐かしさを感じる。晩秋の日が当たっているととても暖かく感じる。あの柿の色があたたかさを引き立たせる。
干柿と柿は別の食べ物のような気がする。干すことで別の果物に変化するのだと今でも思っている。
干柿は手間がかかる。値段もいい値段であるので、あまり購入することが出来ない。妻とスーパーに行ったときにそれとなく買い物かごに入れて、レジで睨まれるのがいつものパターンである。干柿を購入するのは、食べるのが目的だが、同時にあの軒先に吊るされた風景を買うようなものでもある。
★いちまいの皮の包める熟柿かな 野見山朱鳥
★手に取れば柔和な重み木守柿 藤森順二
★干柿や山の機嫌のいまひとつ 大牧 広
いまはまだ柿の時期、今年の干柿はまだ食べていなかった。登山やハイキングの楽しみのひとつに、下山してきて山里に入ると柿を干している民家に出会うことである。柿の木にわずかに残っているのを見るのもいいが、軒につるした干柿には懐かしさを感じる。晩秋の日が当たっているととても暖かく感じる。あの柿の色があたたかさを引き立たせる。
干柿と柿は別の食べ物のような気がする。干すことで別の果物に変化するのだと今でも思っている。