会議は22時過ぎて終了。さすがに疲れた。いつも日付が変わってから風呂に入る私は眠くはないが、早寝・早起きという健康的な生活習慣の人にとってはつらい会議である。
疲れた私は帰宅してお茶を飲んで50分ほどボーっとしていた。ようやく頭が回り始めた。
明日も会議が午前・午後団地内である。私は午前中に参加する。午後は休養を兼ねて、どこかの喫茶店でコーヒータイムとしたい。
本日と明日にかけて、退職者会の会議の資料作り。なかなかハードなスケジュールである。
先ほどテレビを見ていたら川瀬巴水の版画を紹介していた。広重の名所江戸百景と、巴水の東京二十景の比較。同じ場所の実刑と広重の作品、巴水の作品を並べていた。これはなかなかいい企画であった。
広重の視点が鳥瞰図的で、巴水の下から見上げるように視点が低いことをあらためて認識した。しかし巴水の下から見上げる視点は、他の広重の下から見上げる構図の作品のように極端な誇張はない。ごく自然な描写ながら表情が隠された人と見上げるような風景が、静謐な情感をもたらしてくれている。巴水の作品はやはり夜の風景に強く光れる。微かに月や、家などから漏れる明かりに惹きつけられるのだ。
巴水の東京二十景が関東大震災直後の東京の風景を匂わせるように映し出していることは知っていたが、広重の名所江戸百景が安政の地震後に復興の意図もあったことについては恥ずかしながら初めての認識した。安政地震は1855(安政2)年、横浜開港は1859年。安政の大獄や翌年に桜田門外の変と幕末の動乱期である。
ともに大震災の後の江戸、そして東京を題材としたという共通点があった。あらためて巴水の東京二十景を見たいと思った。
作品は、東京二十景から「新大橋」(1926)、「馬込の月」(1930)、「大森海岸」(1930)。
疲れた私は帰宅してお茶を飲んで50分ほどボーっとしていた。ようやく頭が回り始めた。
明日も会議が午前・午後団地内である。私は午前中に参加する。午後は休養を兼ねて、どこかの喫茶店でコーヒータイムとしたい。
本日と明日にかけて、退職者会の会議の資料作り。なかなかハードなスケジュールである。
先ほどテレビを見ていたら川瀬巴水の版画を紹介していた。広重の名所江戸百景と、巴水の東京二十景の比較。同じ場所の実刑と広重の作品、巴水の作品を並べていた。これはなかなかいい企画であった。
広重の視点が鳥瞰図的で、巴水の下から見上げるように視点が低いことをあらためて認識した。しかし巴水の下から見上げる視点は、他の広重の下から見上げる構図の作品のように極端な誇張はない。ごく自然な描写ながら表情が隠された人と見上げるような風景が、静謐な情感をもたらしてくれている。巴水の作品はやはり夜の風景に強く光れる。微かに月や、家などから漏れる明かりに惹きつけられるのだ。
巴水の東京二十景が関東大震災直後の東京の風景を匂わせるように映し出していることは知っていたが、広重の名所江戸百景が安政の地震後に復興の意図もあったことについては恥ずかしながら初めての認識した。安政地震は1855(安政2)年、横浜開港は1859年。安政の大獄や翌年に桜田門外の変と幕末の動乱期である。
ともに大震災の後の江戸、そして東京を題材としたという共通点があった。あらためて巴水の東京二十景を見たいと思った。
作品は、東京二十景から「新大橋」(1926)、「馬込の月」(1930)、「大森海岸」(1930)。