Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日から島根県へ

2018年11月11日 22時14分44秒 | 山行・旅行・散策
 明日の準備は午前中に終り、夜は「セザンヌ物語」を読む。本日には読み終わらない。旅行中はもう少し読み易く、重さの軽い本を持参する予定。「セザンヌ物語」は古書店で購入したので、少々痛んでいる。乱暴に持ち歩くと破損する恐れもある。
 読みかけでこれまで読んだ部分を忘れてしまう恐れもあるが、他の本を持って行くことにした。本棚を探していたら「私家版 日本語分封」(井上ひさし、新潮文庫)が手つかずで積んであった。こちらは薄い上に、新しいのでリュックに入れて持ち運びには都合がいい。文章は読み易い。おおぜいでの旅行なので、長時間目をとおすゆとりがないかもしれないが、何とか読み進められそうである。

 島根県の明日以降の天気予報を見ると、最高気温が17℃、16℃、15℃と次第に下がって行く。横浜も同じような気温である。さてどんな服装がいいのか、悩んでいる。

 そして明日の朝が早い。6時20分に家を出まいと集合時間に間に合わない。


「駒井哲郎展」(横浜美術館)

2018年11月11日 19時51分18秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 午後に横浜美術館で「駒井哲郎-煌めく紙上の宇宙」展を見てきた。駒井哲郎(1920-1976)の生涯もまた興味深い。明日から2泊3日なので、その前に宿題を果たしておきたいと考えた。

 駒井哲郎の作品や生涯では、私の知っている人物や作品が大きな役割を果たしている。恩地幸四郎、長谷川潔、清宮質文、岡鹿之助、浜田知明、ルドン、エルンスト、クレー、武満徹、湯浅譲二、金子光晴、大岡信、安藤次男、埴谷雄高、野間宏、谷川俊太郎等々である。
 今回は大岡信や安藤次男の詩とのコラボ、埴谷雄高の装幀、野間宏の本の挿絵なども興味深かった。

 疲れたのでコレクション展は速足で一巡したのみ。

能動的-受動的、主体的-従属的

2018年11月11日 10時43分31秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 明日から2泊3日で出雲地方と石見銀山を訪ねることになっている。退職者会の「世界遺産を巡る旅」シリーズの最終回。いつもはバス旅行だが、今回は新幹線と在来線を乗り継いで松江・石見銀山を訪れる。
 朝から旅行の支度に取り掛かる。薬、カメラ、着替え等々の用意である。

 行程表を貰ってきてあったが、どういうわけか紛失。廃棄した記憶がないのだが、どこにも見当たらない。一昨日からもやもやし遠しである。集合場所・時間は記憶しているので、助かった。

 もの忘れが退院後特に気になる。三週間の入院は「何も考えなくとも生きている」というのではなく、「何も考えさせてくれない」時間だったのかもしれない。本を読んだり、友人とメールのやり取りはしていたが、それではやはりどこかが抜けている。
 「生活を維持していくためにあれこれと考える」ことが大事なのであろう。食事の手配、一日の予定を立てること、趣味を楽しむための段取り、街中に出かけるだけでもいろいろ支度等々を考えることと、キチンとものを忘れずに記憶していくこと、必要な資料や書類を確保すること、などが行われている。
 自分で何かする、ということの「大切さ」が「入院」によって「奪われ」てしまうのであろう。主体的で、能動的であることを奪われると人は退化し、一気に老け込む。
 入院というものが、人にあまりいい影響を与えないことの原因であると思われる。

 こんなことを考えるというのは、まだまだ入院前に完全には戻っていない証左だと思う。