Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

私の読書には寄り道が必要

2022年03月06日 22時59分16秒 | 読書

 本日は予報よりも低い最高気温の12.4℃であった。しかし体感的にはそれほど寒いとは思わなかった。風がなかったこともある。そして日の入り後に風が強くなり、18時半には最大瞬間風速14.2mの北風を記録した。とても寒く感じた。現在は風の音はしなくなった。
 明日の最高気温は本日と同じくらい。しかし最低気温は3℃と本日より少し低い予報になっている。

 明日は11時前には家を出なくてはならない。帰りも遅くなる。一応冬の服装で出かけたほうがよいようだ。

 明日リュックに入れる本は再び「万葉の歌びとたち」(中西進)。岩波書店「図書3月号」と「日経サイエンス4月号」、寄り道をした。
 私の読書には寄り道が必要。その寄り道が楽しいのである。読書をしなければ、寄り道読書もない。逆に寄り道をしない読書は退屈で、前に進まなくなる。
 要するに集中力がないのである。昔からの癖であり、特に30代以降はその傾向が著しい。理解力と集中力と持続力と記憶力の点からしてどうなのだろうか。あまりいい評価はもらえないと思える。でもそれで満足している。今更変えられないし、変えようとも思わない。

 


「日経サイエンス4月号」から その2

2022年03月06日 21時43分38秒 | 読書

 「日経サイエンス4月号」で読む予定にしていた、「ワクチンが効かない人たち 免疫弱者をコロナから守る」(T.ルイス)と「トンガの海底火山噴火津波はなぜ起きた?」(小玉祥司)を読み終えた。

 免疫不全の人々にはさまざまな試みがなされているようだが、その一つの試みが紹介されている。議論の現段階の紹介として受けとめてみた。
「免疫が低下している人々のワクチン反応を改善するために‥まずは3回目の接種を受けるのが良い。それでもワクチンの効果がなかった場合は、‥受動免疫としてモノクローナル抗体を患者に投与する。(この投与を)予防的な使用を認めるよう米食品医薬品局に検討を臨んでいる。‥『免疫不全の人々のために私たちができる最善のことは、彼ら以外のすべての人がワクチン接種を受けることだ。それによって、感染に弱い友人を守ることができる。』」(「免疫弱首をコロナから守る」)

 トンガの海底火山噴火でもたらされた津波についてさまざまな探求が行われているようだ。
「三陸沖に設置された光海底ケーブル式の地震・津波観測システムでも、‥大気中の音速に相当する毎秒約340mの速度で伝わっていることが観測されている。‥通常の津波は陸地が間にあればそこで阻まれるが、今回はトンガとの間に陸地を挟んだカリブ海などでも潮位の変化が見られた。また、トンガと日本の中間に位置する太平洋の島々で、‥わずかな潮位変化しか観測されなかったのに対し、遠く離れた日本やチリ沿岸などでは1mを超える潮位の変化が観測された。」
 さらに噴煙の高さから噴火の瞬間の強さがピナツボ火山と比べても強く、瞬間的な爆発力はきわめて強かったこと。
 噴出したマグマ量はピナツボ火山の噴火よりも少なかったこと。
などを指摘している。
 噴火の強さのために衝撃波がきわめて強く、約8000km離れた日本まで、1~2ヘクトパスカルもの気圧変化を起こすほどの空振が伝わった、と記載されている。
 一方で、海面の気圧が2ヘクトパスカル程度上昇しても、海面を2cmほど押し下げるだけということも記され、大気中の波が海上に伝わる中で津波が発生し、なんらかの共鳴のメカニズムで大きくなったのではないか、という不確定の推論も記されている。
 現在のところ、あの津波の原因については、まだまだ解明されていない、ということが言えそうである。


「日経サイエンス4月号」から

2022年03月06日 17時05分59秒 | 読書

   

 昨日から読み始めた「日経サイエンス4月号」。
 目を通したのは、「特集 スーパーフレア」の
・「けた外れの太陽面爆発」(J.オカラガン)
・「巨木の年輪に刻まれた太陽の異変 古文書が助けた科学解析」(中島林彦)
・「進化する宇宙天気予報 ネットワーク社会の崩壊を食い止める」(吉川和輝)
の3編全部。
「特集 コロナワクチン3回目接種」から
・「オミクロンにどれだけ効くのか?」(出村政彬)

 もともとふたつの特集「スーパーフレア」と「コロナワクチン3回目接種」、ならびに「緊急レポート」の「トンガの海底火山噴火津波はなぜ起きた?」が目に飛び込んできての衝動買いに近い買い物であった。
 まずは残りの「ワクチンが効かない人たち 免疫弱者をコロナから守る」と「トンガの海底火山噴火津波はなぜ起きた?」を本日中に読み終えたい。

 他の論考では「キラーT細胞はオミクロン株も認識」、並びに理解できる自信はまったくないが「新たな物理の糸口になるか ミューオンg-2実験」、「高エネルギー物理実験の限界を打ち破る プラズマ航跡場加速」の2編にも目を通したい。 
 コロナワクチンのふたつの論考では、それぞれに要約が記されている。

★3回目で免疫が「幅広く」なる
・オミクロンに対しても2回の接種で得た免疫は残っているが、発症を防ぐ免疫が低下している。3回目の接種はこれを補うことができ、幅広い変異ウィルスに対応できる抗体がつくられる可能性がある。
・3回目のワクチンの種類は以前と同じでも異なるものでも構わない。
・今後の追加接種では接種間隔をいたずらに縮めない計画的な接種が求められる。より性能の高いワクチンの開発も進んでいる。

★追加接種を巧妙に
・病気で免疫系が弱まっている人や、免疫抑制剤を投与されている人は、ワクチン接種を受けても十分な抗体ができにくい。新型コロナに感染しやすく、入院や死亡のリスクが実際に高くなっいる。
・これら免疫不全の人がワクチンにどう反応するかが調べられ、詳細がわかってきた。健康な人に比べると弱いもののある程度の反応が起っているひとがおり、成果接種が有効だ。
・免疫抑制剤を投与している場合、治療のタイミングを調節してワクチンを接種するのがよい。新型コロナに対するモノクローナル抗体を予防的に投与する方法も考えられる。