Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

雨が降り始めた

2022年03月26日 23時17分05秒 | 天気と自然災害

 確か19時を過ぎてから雨の音が室内に聞こえ始めた。すぐに本降りの雨となりまだ続いている。
 風の唸り声は19時前後が一番ひどかった。19時前に最大瞬間風速18mの南風であったようだ。今はそれほどの風ではないようだ。ただし雷注意報は出ていないが、遠くで雷の音が轟いていたと思う。

 予報ではこの雨と風は日付の変わるころまで続くとのこと。予報通りにおさまってほしいものである。

 明日は特に予定はない。一応家族で訪れたい花見の場所の下見にでも行きたいと思う。近場でなくては無理なので、候補は絞られてしまう。
 花見は近場で楽しむのがいいと思う。有名な所はどんちゃん騒ぎの宴会やら、混雑、そして店などが出て、ゆっくりと花見を楽しむ雰囲気からは遠い。そういう花見を全否定はしないが、家族連れや気心の知れた人同士で楽しむ花見が、私は主流になってほしいと昔から思っている。

 サクラの楽しみ方は咲く時期からすると春を寿ぐ祝いの思いもあるのは承知をしているので、自分の意見を押し付けるつもりは毛頭ない。しかしそういう人間も許される花見の習慣になってほしいものである。


読了「漢字の成り立ち」

2022年03月26日 22時04分54秒 | 読書

   
 昼間はほぼ読書にならず。夕食後から読書タイム。
 「漢字の成り立ち 「説文解字」から最先端の研究まで」(落合敦思、筑摩選書)を読み終えた。本日読んだ箇所は、最後の第七章「最新の成果」と「結び」等。

 現時点で筆者は字源研究の一般原則として
① 優先順位は、当面は字形-字義-字音の順が基本
② 各要素とも時代差を考慮し、より古い資料を重視
③ 字形については、単独の文字だけからの分析ではなく、複数の文字との比較、考古学情報を参照
④ 字義からの分析は、文章や文字の中で原義で使用されていることが前提
⑤ 字音については、上古音(西周期)すら確定していないので、現状では参考資料にしかならない。字音の共通点から「イメージ」を導くのはあまり有効ではない。
としている。

 字源の研究として考えてみれば当然のことであるが、どうしても「説文解字」という1900年もの前の解説に縛られている中国・日本の学的水準からの脱却が白川静も指摘しているがどうしても必要だと思っている。そこを指摘しているように思える。
 第1章ではいくつもの字について、先行研究の批判的解説で私にも理解できる内容であった。「西」の字源などについて不明なものは不明と記していることも好感が持てた。また屋根の象形によるとして「今」の字源解説や、さらに「後代に統合された文字」という「字形の同化」という考え方にも興味を惹かれた。
 白川静が「階梯」の象形とした「こざとへん」にも甲骨文字の記し方が二種あることが示されたり、興味が尽きない。

 しかし個別の字形の解説で終わってしまったのが残念と言えば残念。やはり、先行する諸研究のように「体系化」による新しい辞書の作成が望まれる。
 著者も「綜合的な字源研究は、古いものでほぼ半世紀も前のものであり、新しいものでも約三十年前に途絶えてしまっている。それらの研究に誤りが多いことは当然なのである。‥記述が正確であるべき時点でも字源の解説に誤りが多いのが現状である。できるだけ早く、漢和辞典などの記述を見直さなければならない」としるしている。

 まだ40代の著者の今後の成果にぜひとも注目・期待したいものである。同時にそれをもとに新しい視点で、白川静のような比較文学、文明比較にも言及がある奥行きのある世界を期待したい。


無為の一日

2022年03月26日 18時25分07秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 一日中どこにも出なかった。家の中でゴロゴロ。本を読んでも、あまり集中できず、テレビを覗いても10分もしないうちに飽きる番組ばかり。音楽を聴く気にもならず、ほとんど何もせずに夕刻になってしまった。家でゴロゴロしている日はたいがいこんなものである。

 ベッドの上で、風の唸り声に耳を傾け、時々聞こえる救急車の音の進行方向を探り、階上の家の物音や水道管の音を聞き、妻が見ている撮り貯めたビデオの番組の声から内容を想像し、いつの間に自分の寝息を心地よく聞いていたり、と無為の時間を過ごした。

 風の唸り声は朝から弱くならない。最大瞬間風速が17mの南風を15時に記録。横浜市域の強風・波浪注意報はそのままであるが、三浦半島域では波浪警報に切り替わった。
 外の気温は19℃を13時前に超えた。4月中旬並みの気温らしい。
 雨の音はまだ聞こえてこない。夜に降り始める、という予報は今のところあたっている。

 無為の日というとどうしても罪悪感に苛まれてしまう。昔から何かに追われて生きて来た性分なのかもしれない。何か、というのが未だに解らないのだが・・。「無為の日、おおいに結構」という心境にどうしたらなることができるのだろう。


強風・波浪注意報

2022年03月26日 12時46分26秒 | 天気と自然災害

 東北の太平洋岸など全国的に暴風警報や強風注意報が出されている。地震のあった東北では家屋被害の拡大などが心配される。

 横浜市域でも朝から風が強く、強風・波浪注意報が出ている。南風で11時には最大瞬間風速10mを記録しているが、丘の上のわが団地ではそれ以上の風と思われる。風の音が次第に強くなっているのがわかる。
 妻は、午後になって雨が降る前に、ということで11時頃に買い物に出かけた。自転車が風で煽られて苦労していそうである。
 洗濯物が風であおられて飛んでしまいそうなので、慌てて取り込んだ。埃がひどく、洗濯物はもっと早く取り込むべきであった。ベランダの植木鉢や箒の類も風で倒れないように寄せた。
 ベランダにはコブシの花弁が一枚飛び込んで隅っこにへばりついている。まだ白いので、咲いているのが風ではがされたものであろう。
 小鳥の声も聞こえない。小鳥もどこかで身を寄せて風を避けているはずである。