朝、広島の朝。コンパクトな部屋でゆったりと目覚める。
特に今日は時間的にどうこうするものでもない。時間は十分ある。しかも、都会である安心感もある。
ホテルは9時頃出発。結構冷える。まず、歩いて県立美術館へ進む。休日明けだが開館している。広いロビー。あまり人がいなそうな美術館。受付で「今日は常設展示しかありませんが、、」と、申し訳なさそうに若い女性が伝えてくれる。
特に言うようなものもないが、十分 . . . 本文を読む
乾いていてそれでいてユーモアとふとした哀しみを感じ取るゆったりとした時間の流れ、、まるでカウリスマキタッチの映画がイスラエルからお目見え。
アラブとイスラエル、言わずと知れた敵対国同士だ。
隊長のまるで硬い表情は国家の象徴か。イケメン隊員のヤング(でもないけど)とは対照的だ。隊長と隊員はおそらく分身的存在なんだろうけれど、アラブ世界を象徴している。対する食堂の女主人とその取り巻きはイスラエルその . . . 本文を読む
ミステリーでも殺人事件は発生しない。日常系の謎をうまい酒と料理を楽しんでいるときに解いていくといういかにも石持、余裕の作品集であります。
とにかく彼の作品はちょっとした奥底に潜む部分が謎となり、ミステリーとなる。
よく僕たちの日常でも周囲には限りなく謎というものがある。謎があるということは解決も当然あるということなのだよね、、。
僕はあまり料理にはウンチクはないのでただ読んで感心しているだけだが、 . . . 本文を読む