この旅行3日目である。
今日はいよいよ対岸の多々ある島に行ってみようと思った。
とはいえやはり寺、美術館は見たいなあと思うと、耕三寺のある生口島に行くことにした。
フェリーに乗り40分ほどか。しかし乗っているときアッと思った。
学生時代に今の家内と二人で旅行したときある寺に行ったことを思い出した。大三島とどこか行ったなあとは思っていたが、耕三寺だったのだ。
でも引き返すわけにも行かず(というのも、 . . . 本文を読む
今ぞっこんの石持浅海の短編集であるが、これ一冊で一つの長編とでもいうべき味わいがある。
何と言っても探偵役が人間ではない生命体というのが味噌であろう。しかも、バンパイヤに似ており、何百年も生きているということが分かってくると萩尾望都の「ポーの一族」なんかを思い起こしてしまう。
特にラストの本題にもなった「温かな手」は特にミステリーではなくとも石持浅海の本質を知ることの出来る秀作だ。この読後の鮮やか . . . 本文を読む
なかなか力作であった。
練習もかなりやっているのか、せりふのしゃべり方にみんな自信を持っていそうだった。3つのエピソードを縦に、ラジオDJを掘り下げている。かなり重層的な演劇で、こういう演劇が関西でもあるのはうれしい限りだ。
ただ、今回でこの演劇も終わりだと冒頭で言っていた。だとすれば残念ですね。
久しぶりに関西演劇で楽しめた作品であります。 . . . 本文を読む
あまり書くべきこともないお楽しみ映画だが、お気楽映画で楽しめればそれでいいのかな。予告編が面白かったので気になっていたが、予告編以上ではなかったような気がしました。
この映画、初めて見ましたが、何か盛り上がらないのは、主役のヨアン・グリフィスが義理の弟のテクを持っていないことではないだろうか。メインヒーローが空を飛べないのでは欲求不満のみが残ります。
また、全体に子供向けというか、幼稚で安っぽく、 . . . 本文を読む
今やどのホラー映画にもあるゾンビがこの映画にも当然あり、少々食傷気味ではある。しかし、際立った戦闘美人ミラがこの映画の芯でありまして、相変わらず強く美しい。立ち姿もかっちょいい。
筋書きは、まあうまく次作に繋がればいいといった安直思考ではあるものの退屈はしない。娯楽作品としては水準作ではないか、と思う。
けれども、冒頭の、森も川もなくなってしまった、なんて解説を聞いていたら疑問が生じました。ガソリ . . . 本文を読む