世間では6日で連休が終わる。で、たまには映画館も梅田、難波、京都以外の珍しいところに行こうと思い、九条に行くことにした。
シネヌーヴォーは小さな映画館だが、芸術映画というより地味で必要な映画を上映しているいい映画館である。
今日はまずドキュメンタリーの「パレスチナ1948・NAKBA〈ナクバ〉」。
ドキュメンタリー映画は久しぶり。というか、あまり見ないようにしている。劇映画だけでも年間200本を越 . . . 本文を読む
狂気、欲望、無信仰、孤独、そして血というものを原油が噴出するように荒々しく描きこむ男の精神史。
100年ほど前の話なんですね。ゴールドダッシュが終わり、新しい時代を迎えていたときの話だ。
最初の20分ほどのセリフなしの映像の連続には驚愕する。アンダーソンの心意気が見える。
2時間40分、男の心情を象徴する不協和音が鳴り響く。ある意味、この映画の主役はダニエル・デイ・ルイスであり、音響であり、 . . . 本文を読む