原作とか全く知らないで見ましたが、「セカチュー」と全く同じ形式で、若い二人の純粋な愛にはやはり素の強いものが感じられ感動しました。
ただ、社会人になってからの二人には「セカチュー」ほどのひねりがないので、どうも盛り上がらない。これは原作がどうか分からないけれど、30分ほど長くして大人版もじっくり描けば韓国映画「ラブストーリー」並みの感動作になったのではないか、と少々残念。
やはり夏帆と池松壮亮 . . . 本文を読む
キム・ギドクの2作目。うーん、若いかなあ。
テーマは詰め込んでる。北と南の融和、若さの無軌道、明日のない恋愛。ただ、珍しくこなれてない。映像と映像との繋ぎが滑らかでない。少々ぎこちない。え、どうしたの、という感じ。描きたいこともストレートさに欠ける。くすぶっている。
でも、こんなギドクも好きだなあ。だいたい、パリって合わないよな。そこを無理やり設定しちゃうんだから、やはりギドクらしい。好きだよ . . . 本文を読む
日本の伝統芸術、信楽焼の窯焚を通して、日本の自然、人間の営みとの一体感を美しい映像で描き出す、というテーマです。
少々強引で図式的な構図の映画です。最初の設定である父親が亡くなったから自殺未遂をした青年を遠く離れた日本で再生を期す、といういかにも頭で練り固めた出だしが気になりましたが、、。
外国人から見た日本の文化の違和感というものはさすがクロード・ガニオンからは感じられないが、自然との融合か . . . 本文を読む
ナクバとは大惨事という意味であり、ユダヤのホロコーストと対極的ではあるが同意味でもある、と思う。要するにパレスチナから見たホロコーストである。で、それは1948年のイスラエル建国による領地迫害をいう。
僕もパレスチナ問題については大部分の日本人同様ほとんど無知であります。だが、戦後国連がパレスチナ地域をアラブ人とユダヤ人に分割する案を決議し、その後イスラエルが建国を宣言した後、戦争が勃発し大量の . . . 本文を読む