カウリスマキでもお兄さんの方だったんだね。あまりに作風が違うので、アキももう終わりかなんて勝手に見限ってしまった吾輩をどうぞ許してください。
最後まで気づかずに見てしまった。アキが日本の俳句だったらミカは散文ですね。それほど違っていたなあ。(当たり前だけど)どうりで常連のオウティネンを拝めなかったはずだ。テーマはそれほど変わらずともやはり映画って作り手でこうも変わるもんなんだね。
どうでもいいことはこのぐらいにしておいて、さてと、でもこの作品、何を書いたらいいかわからないんだよね。久々に戻ってきた男が簡単に盗人をしたり、著名なはずの音楽家の息子もそれに乗じている。ちょっと違和感が、、。
何かすきっとしないし、感動がこちらにしんみりと伝わってくる感じでもないし、要するに北欧映画とはいえ並の映画なのかなあ。設定がもうちょっと自然であれば入り込めるんだけど。
中盤でとあるバーで、飛び込み演奏をしつつ盛り上がってくるあの「枯葉」のシーンはとてもよかった。唯一感動した。何をって、もちベサ=マッティ・ロイリのあの渋い声だ。息子役のサムリ・エデルマンは音楽的には平凡。このシーンは映画の構成からはそれほど重要ではないが、なかなかよろしい。
ストーリーも結構ひねっているけど、僕には乗れませんでした。すみません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます