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リドリー・スコットの新作がひっそりと上映されていることが不思議でならなかったが、鑑賞して納得しました。普通、映画作家は多少自分を犠牲にしてヒット作品を作りその財でじぶんの本当に好きな作品を作ったりすることが多いが、これがそういう作品ならばリドリー・スコットの映画的資質に疑問を感じざるを得ない。
プロヴァンスに子供時代におじと暮らしていた時の郷愁が主人公の人生への転換となるテーマなのであるが、都会を捨てて田舎に住むというありきたりの主人公の心の惑い、葛藤というものが映像を通して語られていない。ここがまず弱い。
郷愁シーンはフラッシュバックだけであり、現代との接点があまりに希薄だ。
また、恋人となる女性がプロヴァンスを離れないという理由も説明されないから余計主人公の気持ちの変化がはっきりしない。
要するに、だらだら映像が流れていくだけで、主人公の心が観客に投影されることがないまま、ありきたりのラストに進むので、こういう映画をひょっとしたら退屈な映画と呼ぶのかもしれない。
ラッセル・クロウの演技は悪くない。むしろがんばっていると思う。脚本の失敗かな。心の観光映画は要らないよ。
プロヴァンスに子供時代におじと暮らしていた時の郷愁が主人公の人生への転換となるテーマなのであるが、都会を捨てて田舎に住むというありきたりの主人公の心の惑い、葛藤というものが映像を通して語られていない。ここがまず弱い。
郷愁シーンはフラッシュバックだけであり、現代との接点があまりに希薄だ。
また、恋人となる女性がプロヴァンスを離れないという理由も説明されないから余計主人公の気持ちの変化がはっきりしない。
要するに、だらだら映像が流れていくだけで、主人公の心が観客に投影されることがないまま、ありきたりのラストに進むので、こういう映画をひょっとしたら退屈な映画と呼ぶのかもしれない。
ラッセル・クロウの演技は悪くない。むしろがんばっていると思う。脚本の失敗かな。心の観光映画は要らないよ。
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