映画的にはかなり面白い映画ではあるものの、ファンを選ぶ映画であるのも事実だ。最初と最後のインタビュー以外ではまったく全篇せりふがないのだ。もちろん字幕なんかは出てこない。観客は目を凝らして画面をただつくねんと追うばかり。
同じ時間、同じ行動、朝が来て歯を磨き労働に明け暮れ風呂に入りただ寝るだけ。
そんな現代では非日常的な日常が繰り返し同じシークエンスで描かれてゆく。
観客は繰り返されるその単純な日常から少しずつの違いを発見し始める。その面白さ。それを愛の予感といえるのかどうか分からないが、男と女は確かに愛を獲得しようとしている。
「愛があれば人は生きていける。」他愛なき使い古された歌詞だが、この映画のラストソングは効きます。歌っているのも監督、主役も兼ねた小林政広だ。
心がカラカラになってしまった人しか分からない砂漠の中でやっと見つけたほんの一滴の水。
秀作。
同じ時間、同じ行動、朝が来て歯を磨き労働に明け暮れ風呂に入りただ寝るだけ。
そんな現代では非日常的な日常が繰り返し同じシークエンスで描かれてゆく。
観客は繰り返されるその単純な日常から少しずつの違いを発見し始める。その面白さ。それを愛の予感といえるのかどうか分からないが、男と女は確かに愛を獲得しようとしている。
「愛があれば人は生きていける。」他愛なき使い古された歌詞だが、この映画のラストソングは効きます。歌っているのも監督、主役も兼ねた小林政広だ。
心がカラカラになってしまった人しか分からない砂漠の中でやっと見つけたほんの一滴の水。
秀作。
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