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庭から昇ったロケット雲 (2007/米)(マイケル・ポーリッシュ) 70点

2008-09-26 12:50:51 | 映画遍歴
いいおじさんが夢を持つってどういうことだよ、という映画なんだけど、実話のようでいてまさかそんなこと聞いたことないし、何か少々正真正銘のおじさんが乗れない映画でもあるんだよね。

年齢はおじさんだけれど、いわゆるガキがそのまま年食った感じのそんなイメージが何となくこの映画にあるわけです。大人になりきれてないといったら、じゃあ大人って夢をなくすことなのかい、って言われちゃうけれど、この映画の場合、まず設計とか製作を本当に大人になりきれなかったガキが出来るのかい、というのが疑問に残ります。

そして、何より、個人でロケットを作るなんて天文学的なお金が必要でないかい、というのもあります。ましてや妻の父がたまたま死去することにより金が入り、それを元手に再び新ロケットを製造するなんて、話がうますぎる。

このハナシは家族愛も謳っているがむしろ家族を犠牲にした愛でもあります。夢を持つこと、夢を実現することはそりゃあ重要でしょうが、夢を実現するために父親たるもの自分の力で、人に迷惑をかけないようにその夢を実現すべきでしょう。子供たちに見せつけるためになんて、少々鼻白みます。

でも、だいたい夢って、すぐ消えてゆくから夢になる得ると僕は思うんだけれど、、。まあ、アメリカンドリームの国が作った話だから、そんなにけちはつけたくはないけれど、僕は夢より常に希望を持ちたいと思っている。希望を持っている間は人間は生きていけるはずだから、、。

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