お気に入り道尾秀介の最新作。今回は義父、義母と暮らすそれぞれ二人の兄弟と、その交錯から生じるミステリーだ。
まあ、二組の家族設定は通常だが、あるふとしたことから関係性が生じてしまうという設定がこの小説のみそである。そして底流イメージの題名の竜神。相変わらずひねりひねりが進行し、そして最後はいつも通りのどんでん返し気味の展開。
でも、今回はこの偶然が生む設定がこの小説のすべてであり、その分道尾の小説としては弱いのではないか、と思ってしまった。でも、相変わらず人間の寂寥感、孤独を描いてその冷たい中にも生じてくる暖かさはさすが道尾の世界。またまた新作を読みたいですね。
まあ、二組の家族設定は通常だが、あるふとしたことから関係性が生じてしまうという設定がこの小説のみそである。そして底流イメージの題名の竜神。相変わらずひねりひねりが進行し、そして最後はいつも通りのどんでん返し気味の展開。
でも、今回はこの偶然が生む設定がこの小説のすべてであり、その分道尾の小説としては弱いのではないか、と思ってしまった。でも、相変わらず人間の寂寥感、孤独を描いてその冷たい中にも生じてくる暖かさはさすが道尾の世界。またまた新作を読みたいですね。
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