今日一日、しかも一回だけの演劇公演、というのはおそらく僕の長い演劇経験でも初めてのこと。人気俳優、南野陽子さん、大谷亨介さんが夫婦役で、最初と最後をきりりと締める。その他、関西在住の演技派どころ18名も参加して、いぶし銀で、ポエムのようないとおしい劇を奏でてくれる。
1000年の時代をつなぐ神戸。そこに生きていた人たち、その営みをまるで人生の最後に垣間見る走馬灯のように映し出す。
時間は80分。あっという間に劇は終わる。それは人生という時間の長さのようにも思われるほど。人々は歴史的には1000年もの長さを、けれどもそれぞれの名もない市井の人々が生きていた。彼らにも、にじむように生きる人生の灯はしかと輝いていた、、。
素晴らしい人生のオムニバス。土田のポエムに酔う。至極の時間空間。永遠たれ、、。
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