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ハチミツとクローバー (2006/日)(高田雅博)

2006-07-23 21:38:40 | 映画遍歴
思ったよりしっかりと少女漫画のいい雰囲気を画面いっぱいに散りばめている素晴らしい映像にもう開口部から浸っている自分を感じる。
片思いって一番素敵な時間なんだよっていうのはそのときはもちろん苦しいだけだから分からないが、時が過ぎてから感じ取っていくものなのだ。そんな、甘い哀しいそれぞれの苦しいひと時を青春という時間の流れとともに表現していく、その淡い空間とかすかな甘さが僕のような年を取った人間にもその当事を思い出させる。
高田雅博監督、処女作だとしたらなかなかの才能と見る。
俳優では、みんないいが、加瀬亮の新しい魅力に驚く。蒼井優は相変わらずそこにいるだけで素晴らしい。中村獅童は出ない方が良かった感。
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