予告編を見た時から大体は察しはしていたけれど、、。
でもなあ、あんな子供を刑務所に入れて(それも二回も)とはちょっと無理無理があり過ぎますよ。しかもまだ1回目はよしとしても、2回目は刑務課長が仕組んでるんだ、なんてちょっといくら何でもと感情移入どころか逆の気持ちも出てくる始末、、。
まあ、これまでも韓国警察のいい加減捜査は韓国映画を見ている人ならばいやというほど知ってはいるが、でもねえ、致命傷が頭部打撲なのか首を絞められたのかなんて、そもそも死因がいい加減と言うのは、本当にそれこそいい加減なホンの作りこみではないのか、と言いたい気もする。(よくあるこの映画は事実に基づいて作られたなんて言ってないんだから)
とはいえ、被告人が少し知能薄弱者であり、見つけたときの動作が人工呼吸中だとはいえ、あの姿勢では(服も脱がそうとしていた)状況証拠的には十分クロだろうと思われるのも事実なのだ。
みんなが無罪だと分かっていてそれでいて死刑執行しなければならない社会的矛盾については、ただ涙という感情でこの映画は逃げている。欧米のこの手の映画の力強さは全くといっていいほど感じられない。(そういう映画ではないのだから仕方ないが)この辺りをもっと核に据えればピリリと引き立ったのにと思うのでありますが。
うーん、結局映画館で僕一人浮いてしまった感がありますね。たまにはこういう映画もありますよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます