うーん、これが映画だね。僕は映画から久々の精神的効用を得ることができ満足。ジュノとしては「ほえる犬は噛まない」以来の最高評価。こんな分かりやすい寓話で現代社会をぶった切るジュノを断然見直した。
多少それはねえだろう的な部分はあれど、許容する。それほど鮮やかな切り口だった。壊そうとしても壊せず目の前に聳え立つ現代のヒエラルキー摩天楼に、ちょっぴりだけでも抗えただけでも僕は十分ジュノに拍手を送ることができる。
震える怒りを保ちながら、半地下人はより深い地下に潜行し、はかない希望を持ちつついつか這い上がるその時を待つ。息子とともに。それが彼らの計画だが、これは何かの始まりなのだろうか、、。
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