ここ4,5年でクラシックを随分聴いているが、いよいよシューベルト、ドイツ・リートの最高峰「冬の旅」の登場である。実は最近は演劇に身を入れ過ぎて、金と時間が足りません。その分、クラシック鑑賞を割いていたのであった。
クラシックも聴きたい曲もほとんど聞いたのでもういいかなと勝手に思っている節もある。2年前は教会でのモーツアルトということで「レクイエム」をどうしても聴きたく、ウイーン、パリに行ったこともあった。冬の旅はコンサートでまだ聞いていない楽曲の一つであった。
さて、今夜のこの曲。プレガルディエンはテノールなので、本当はどうかなあと危惧していたのだが、(やはりこのリートはフィッシャー・ディースカウが最高だと僕は思っているので、本心はバリトンで聴きたかったのだ。)最初の「おやすみ」で、そんな心配は全然無用だったことにすぐ気づく。
ものすごく清らかで、繊細で、声量もたっぷりのテノールであった。ドイツ人であるからということはないのだが、やはりドイツリートの心映えを100%認識する素晴らしい歌声であった。
そして今回は何といっても、いずみホール所有のナネッテ・シュトライヒャーという名称のフォルテピアノ。200年前に製作されたシューベルト時代のピアノです。これが本当に素晴らしい音で、シューベルトの世界を限りなく表現している。
本当によかった。感激! 素晴らしい。何といえばよいのか、僕にとって名実とも最高の冬の旅になった。
今夜は眠れないのかもしれない、、。
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