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東京滞在日記(3日目)

2018-12-07 09:38:50 | 書きとめ日記

昨夜はちょっと羽目を外し過ぎた。朝ちょっと起きづらい。特に今日もどこに行くかの当てはないが、せっかく東京にいるのだから、といつも通り7時半に起きる。

さて、と。今日はどうしよう。夜の友人たちとの忘年会、新橋午後6時までどう過ごそうか、、。このままホテルにいても仕方がないので、取り敢えず10時ごろホテルを出る。地下鉄人形町は上野に近い。そうだ上野公園に行って見よう。

上野に着く。それほど混雑はしていない。都美術館で「ムンク展」を。今まで何度見ただろうか、、。日本に来たムンク展はほとんど見ている。結構混雑。東京はひとが多い。ムンクはやはり1900年までのあの憂鬱な時期が一番傑出している。結構長命だった人だが、余生は芸術的にもあの頃の残り火で生きている感がする。

上野の森美術館で「フェルメール展」が開催されてるのは知っている。しかし、2時間或いは3時間待ちという触れ込みがあり断念の意向。念のため会場だけ探ると何と20分待ち。これは見るしかないか。

入場券は2700円。これは今までで最高の額だ。でも入ったらそんなことすっかり忘れてしまう。開場はそれほど広くなく、混雑の極み。間近で見ることは叶わない。

オランダ絵画の精密度は群を抜いていて、著名でない画家の作品でもみんな素晴らしい。さてそれを過ぎるとフェルメールの部屋に着く。

9/35。これが何を意味するか分かりますか?世界中でフェルメールの絵画は35点しかないようです。そのうち9点がこの展覧会に集まっているのです。これはすごいことです。フェルメールの絵を求めて海外の美術館に行く人も多いようですから。

そしてこのフェルメールの部屋の混雑度もすごいけれど、やはり絵の持つ素晴らしさは震えが来るようです。何といっても「牛乳を注ぐ女」がピカ一です。この絵は何度も見ているんですが、会場の背景の色といい、全体に後光がさしています。感動ものです。

ということで、少々疲れ果て、カフェで昼食を。じっくり休んで、さてこれからどうしよう。まだまだ時間があるわい。ということで、恵比寿へ久々に行くことにする。大阪ではガーデンシネマって、廃業になったけれど東京ではまだあるらしい。

久々の恵比寿ガーデンプレイス。サッポロビール工場跡地に開発した素晴らしい空間です。そこをムービングウォークで乗り継ぐとガーデンプレイスが現れる。

奥まったところに映画館ガーデンシネマがあります。今日の出し物は「彼が愛したケーキ職人」で、イスラエル映画です。抒情的な愛の過ぎ行く時間にただただ見惚れていました。

そして今日の真打、又最後の忘年会会場新橋へと進む。今夜は6人ほどが集まる。地方から僕を入れて3人。この会合ももう20年近い。ほとんど東京にいたときの仲間だが、今では仕事をしているのは1人だけ。

話は近況報告などだが、いつもの病気ものから今年はエンディングノートの話になっている。うーん、考えさせられますね。2時間ほどの楽しい時間は過ぎ、みんな三々五々帰路へ。地方から来た人たちは当日来て当日帰る。僕だけ3泊4日。確かにみんな変わり始めている、、。

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