3億円事件を題材にした面白い素材なんだけど、ちょっと滑ってしまった感じでしょうか、、。原作は読んでいないけど、恐らく小説では面白かったと思います。これだけのスケールと警察という闇の世界をうまく料理してありますから。
でも、映画化されたものはやはり嘘っぽいですね。嘘っぽくてもいいけれど、センスに磨きがかけられていれば観客を乗せてくれるんでしょうが、如何せんこの話、ラストはもう空中分解してます。いい離陸はしていても着陸に失敗したという感じでしょうか、、。
3億円事件を題材にした映画では、【塙幸成】監督の『初恋』という秀作があります。こちらも反体制の青年たちの暗き青春を描いていましたが、バイクの使い方等犯行内容が鮮烈でした。
その点本作は当時の犯行よりその後の3億円事件の犯人の日常を描こうとしたので、その連続殺人も漫画的で荒唐無稽にしか思えない。3億円実行者の死の真相は幾らなんでも説得力がなかったです。そしてラスト、どぶ川で関係者3人があんな殺傷ぐらいで死んでしまうという投げやりとも思える展開もかなり疑問。
まあ、警察の、臭いものには蓋から始まる一連の反動ぶりは荒唐無稽を超えて、それはそれでここまで徹底的に描いてくれれば意外と微笑ましく思えるほどでした。(3億円犯人が現実に死んでいるわけだから、殺人事件の動機をその後警察はどうでっちあげるのかなあとか辻褄の合わない部分も多いけれど、、。)何か大昔の古い映画を見ている感じでした。
でも、映画化されたものはやはり嘘っぽいですね。嘘っぽくてもいいけれど、センスに磨きがかけられていれば観客を乗せてくれるんでしょうが、如何せんこの話、ラストはもう空中分解してます。いい離陸はしていても着陸に失敗したという感じでしょうか、、。
3億円事件を題材にした映画では、【塙幸成】監督の『初恋』という秀作があります。こちらも反体制の青年たちの暗き青春を描いていましたが、バイクの使い方等犯行内容が鮮烈でした。
その点本作は当時の犯行よりその後の3億円事件の犯人の日常を描こうとしたので、その連続殺人も漫画的で荒唐無稽にしか思えない。3億円実行者の死の真相は幾らなんでも説得力がなかったです。そしてラスト、どぶ川で関係者3人があんな殺傷ぐらいで死んでしまうという投げやりとも思える展開もかなり疑問。
まあ、警察の、臭いものには蓋から始まる一連の反動ぶりは荒唐無稽を超えて、それはそれでここまで徹底的に描いてくれれば意外と微笑ましく思えるほどでした。(3億円犯人が現実に死んでいるわけだから、殺人事件の動機をその後警察はどうでっちあげるのかなあとか辻褄の合わない部分も多いけれど、、。)何か大昔の古い映画を見ている感じでした。
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