今や泣かせのミステリーとしての存在感が強い【東野圭吾】の新作。『容疑者Xの献身』では大いに号泣させられたが、今回は静かな涙でありました。
どうもミステリーとしては意外性が全くなく、しかも動機からして家族ものに限定してしまいスケールが小さくなり、社会性が感じられないのである。
伏線としての、水泳シーンがフラッシュバック気味に何回も映像として流れるのはマズイと思う。ミステリーでこういうことをしたら完全自滅。
でも、この作品にはいろいろ何癖をつけたいところがありますが、それは置いといて、いい大人と子供が何もブログを仮名で続けることなどしないで、ちゃんと胸を割って話す勇気がなかった現代人の不幸なのだろうと思う。(他人事でもないが、、)
それにしてもあのやっと子供さえ出来、ともしびが見え始めた若い二人が不憫ですね。
猫と犬を飼っているブロガーです。
先日、この映画を見ました。私は、好きですが、東野圭吾さんの作家としては、今後が期待されるものであり、ひねりが足りないのは同感です。
ただ、映画としては、個人的にはスキですが映画を評すると分かれると言うことも実感しました。
また、遊びに来ます。
そうなんですよね。
原作は未読なので何とも言えないですが、東野氏が自分の作品を褒めているぐらいだからミステリーとしてはきっちり書けていると想像します。
やはり演出が甘かったのかなあという気もします。観客を見る目も、、。
またお越しくださいませ。
それでは。