熊切監督作品なので見る。でも、菊池凛子の演技を見る映画かなあ。ストーリーは一人ヒッチのロードムービーです。なかなかシリアスで、現実をよく見てる。
でも、駐車場で急に車がいなくなったりした後、現代の日本女性が一人でヒッチをするかねえ、というのがまず疑問。お金はなくとも、電話もあるし、なんとかならねえの?(スマホは壊れている模様)とか、この日本、警察でも行き事情を説明すれば何とかなるでしょう。
これで冒頭からイライラ気味。でもしかし、この強引でもない設定でないとヒッチに行かないから、まあそこは我慢。で、その後は通常のご鑑賞。
あっと驚いたのは、セックスを条件に車行きを選択する女の心情。こんなことあるかな? でもこうでもしないと、それ以降のヒッチのありがたさが身に沁みないからかなあ、それでもちょっと信じられねえ。
最後のヒッチで、二人の親子に今までの自分の事情を説明するのは、親子にへ、ではなく、観客への説明になってしまうので、ちょっとどうかなとも思う。
まあ、菊池のこの作品での演技はそれにしても優れもの。彼女の演技を見る映画かな。
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