長江の下流から上流、そして源流へと遡る膨大でたゆまない人生を映し出すリー・ピンビンのカメラの集大成。そのすごさ。今回はアン・ウェイの音響も映像にすこぶるマッチし、壮大な映像詩を見せてくれる。
最初落ちぶれたような娼婦のアン・ルーが川をさかのぼるごとく若くなってゆき、川の精としての彩を見せ、同時に生と死の重みを感じさせる展開に唸ります。
不意に訪れる一個の死もこの膨大な長江の流れのもとでは一瞬の泡となり消えゆくのみ。
もうこの感動は文字では表現できませぬ。たっぷりと映画館で、たゆとう長江の流れに身を任せるしかない。年齢を重ねるとこのヤン・チャオと僕との、映像を通して心の交流を明確に感じます。その愛おしさも格別です。
初コメントさせていただきました!
というのも、この作品私にはさっぱり理解できず(^^ゞ
でも各界で評価が高いので、なんでだろう?といろんな方のレビューを読んだりしていて・・・
で、セントさんのブログにも登場したので、思わずコメントしたくなりました。
この作品はきっと、絵画を見るようにこの雰囲気を味わう芸術作品なんでしょうね・・・。
初コメ失礼しました。
今後もブログ楽しみにしています!
ようこそいらっしゃいました。
おっしゃるように、いろんな見方ができる映画だと思います。僕は、絵画、写真も好きなので、長江を人生にたとえ、源流に戻ってゆく話だと思いました。
題材も詩編でしたしね。
mamiさまのブログにもお邪魔したいと思います。
それでは。