観客席には中年の女性がいっぱい。いつもの年寄り層やギャルっぽい若い子はあまりいない。僕のような男性が一人、ちょっと息苦しい。反応声もオープン、大き目で、女性の逞しさを随分垣間見、させられる。
韓国映画版は秀作で、イメージもまだ残っているので本当はリメイク版は見る気はなかった。しかし、友人たるKさんが最高の評価をしているので、何故だろうと気になっていた。それが見るきっかけでもあります。
前半はさすが「モテキ」を創造した大根仁。こんなオジサンにでも女性たちの盛り上がりが躍動感となり、映画のダイナミズムを感じる。やはり女はほっとくととてつもない力を発揮するねえ、なんて下種っぽいことも感じたが、それがうねりをもって迫ってくる。いいリズムだ。
そのトーンが変調してきたのが、一人ずつの「20年後のあの人は今」を再現しだしてからか。ちょっと息使いが怪しくなる。単調になってくる。ありゃあ、これでは普通の映画ではないか。そしてそのまま、韓国映画版をそのまま辿るように一気ラストへ。
前半のエネルギーが半端じゃなかったので、後半どうしてかなあと思ってしまう。別におとなしく収束しなくともよかったのにね、と思ったが、、。(僕はあの葬式時の遺産分与の話があまり好きくない)
とはいえ、俳優陣も金をかけてるし、取りこぼしのない映画環境。大根さん、もっと後半、ハチャメチャでもよかったのになあ。広瀬はかなり頑張った。いつまでも先頭で行け!
Kさん、この手の女性映画も大好きなんだ。彼も僕と同様、観客席に女性の逞しきエネルギーを感じ、見ていたのだろうか、、。
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