セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 72本

宿命 (2008/韓国)(キム・ヘゴン) 60点

2008-10-17 15:51:09 | 映画遍歴
2大スター競演による裏社会に生きる人間の闇と光、と言えばかなり聞こえはいいが、単なるヤクザ映画の抗争だけが画面をよぎり、せっかく二人を主演させた効果もほとんど感じないまま映画は終わる、、。

といっても、この映画で驚いたのは、クォン・サンウの普通の悪役ということかな。何故こんな脚本で出演したのか分からないけれど、誰でも良かった役柄でした。ポスターが良かっただけに、秀逸な人間映画だと思った僕が甘かった。

ハナシも、ありきたりの裏切りを伴う抗争シーンのオンパレードで、特に印象に残る部分も少なかったかなあ。ただ、クォン・サンウがラスト近くあっけなく散っちゃうんだけれど、その後同等にしたのか、ソン・スンホンも同じく殺されたのは二人の差をつけない計らいだったんでしょうなあ。そこはいやらしいほど気になった。

やはりクォン・サンウに悪役はまだまだだし、ソン・スンホンは兵役を終え少々人相が変わっていました。最初分からなかったもんね。こういう裏切りが当たり前のヤクザ映画を描こうと思うとひねりを何回も入れないと観客は承知しませんよ、、。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トウキョウソナタ (2008/日=... | トップ | 石内尋常高等小学校 花は散... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画遍歴」カテゴリの最新記事