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ポビーとディンガン (2005/豪=英)(ピーター・カッタネオ)

2005-12-25 00:31:43 | 映画遍歴
うーん、まいったなあ。この感動。この人間愛。こういう映画を見た後で、この社会に人間たちの憎しみがあることが不思議に思われてくるほど、この映画を見た観客はほぼ全員同じくすばらしい心の空間を共有したのではないだろうか、、。
兄の視点から告げられる「ポビーとディンガン」のハナシ。最初は僕らも兄と同じく怪訝な感じにとらわれるのだが、映画の進行と共に捜索活動に入る時点においても別段違和感がなくなっており、家族と同様の気持ちを共有してしまっている、ことに気づく。
そのすがすがしいピュアさに開け広げられていく僕たちの心。
こういう映画の出現が現実にあったということは現代の奇跡だとも思うし、何よりこの映画に出会えたことそのものの喜び、至福を素直に評価したい。
誰にでも紹介したい稀有な映画だと思う。
*****

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2 コメント

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こんにちは (あん)
2005-12-25 14:17:32
そうそう、ホントはファンタジーもの苦手なんですが引き込まれてしまいました。アシュモル兄ちゃんの健気さに涙が出ました。冬休みの子供達に見て欲しい作品でした。Tb失礼しますね。昨日ベスト10をアップしました。よかったら遊びに来てくださいね。
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昨日は映画観でクリスマスイブ (ヌートリアE)
2005-12-25 21:25:24
こんばんは。

恵比寿の映画館で「ある子供」「ポビーとディンガン」をはしごしました。両方秀作だったので、いい日でした。

でも、イブだったせいか、カップルばっかりで、少々寂しい思いも、、。

チケット売り場で小さなチョコをいただいたのですが、それがうれしかったです。

語句は映画を見るときほとんど未知の条件で見ることが多いので、感激も人より大きいと思います。

「ポビーとディンガン」はあのような話だとは全く想像さえしていなかったので、うれしい驚きでした。

現代でこういう話を映画化できるというのも素敵なことだと思います。
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