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男と女の不都合な真実 (2009/米)(ロバート・ルケティック) 75点

2009-10-08 13:59:42 | 映画遍歴
何か構えた変な題名だが、軽妙なラブコメである。チケットを買う時にもっとしゃれた題名をつけてもらいたいと思うのは僕だけだろうか、恥ずかしいのと、言いにくくて仕方がない。

いやあ、でも楽しいラブコメであります。最初からラストが想像できてしまう、古き懐かしき映画の範疇に入るであろうが、それでも映画の定石を走っており、演出も軽快だ。

男と女の頭の中なんていうのは大体日頃隠してはいるが映画と同様「やりたい」「やりたくない」ごとの妄想が大部分を占めている。と、しかしこの状態は仕事上での悩みごとなどが少しでも介入してくると一挙萎えてしまうこともある代物でもある。そう、ある程度健康なときに恋愛は成立するものなのではないか、、。

かなりカップルを意識した映画としては下ネタ連発で、あっけらかんと楽しく面白い。男女を知り尽くしているかのような男が本当はナイーブで、カモトト風のおぼこい女が実は○○べえなんていうことは恐らく云千年前から神様もご存じのことなのだろう、そういう意味では純愛映画でもあるのだ。だからこそ、古き良き時代の映画の再来とも言えるのだが、、。

映画の基本、90分に見事映画の楽しさ、浮き浮きとする気持ちを詰め込んだ手腕は【ルケティック】さすがで、この映画だったらいやいやこの映画をお供した男性方もかなり楽しめる内容になっている。そう、この映画はカップルの相方を強く意識して作った映画だと思う。この映画を見て二人の愛が高まらなければそろそろ別れた方がいいかもしれない、そんな試金石の映画でもある。

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