お気に入りジャ・ジャンクーの新作。北京にいて飛行機に乗らなくても世界旅行が行けるというキャッチフレーズの世界公園。そこで働く地方から出稼ぎに来ている若者の不安、閉塞感が主なテーマだが、そもそも急速な社会変化に対応できない人民の不安めいた吐息が聞こえそうだ。
何か、こういうのって、日本の1960年代、中国と同様、東京オリンピックの当時に似ているような気がするなあ。
相変わらず映像の醒めた美しさ、余韻のあるショットの切り替え、ワンショットの長さ、つくづくすばらしいと思うが、今回は前半が少し冗漫かな。いつもどおり睡魔との闘いが待っていた。
今回多用のアニメ挿入がどうも意図が分からずじまいだったが、新しさへの挑戦なんだろうか、、。
丁寧な積み重ねの映像で、しかも途中には東京物語で小津へのオマージュもあり、映画ファンには楽しませてもらた。(子供をなくした老夫婦の後姿はまったく熱海のシーンであった。)
ラストはそれでも重いテーマを浮き彫りにする思いがけない展開でうなってしまいました。ジャンクー健在。
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何か、こういうのって、日本の1960年代、中国と同様、東京オリンピックの当時に似ているような気がするなあ。
相変わらず映像の醒めた美しさ、余韻のあるショットの切り替え、ワンショットの長さ、つくづくすばらしいと思うが、今回は前半が少し冗漫かな。いつもどおり睡魔との闘いが待っていた。
今回多用のアニメ挿入がどうも意図が分からずじまいだったが、新しさへの挑戦なんだろうか、、。
丁寧な積み重ねの映像で、しかも途中には東京物語で小津へのオマージュもあり、映画ファンには楽しませてもらた。(子供をなくした老夫婦の後姿はまったく熱海のシーンであった。)
ラストはそれでも重いテーマを浮き彫りにする思いがけない展開でうなってしまいました。ジャンクー健在。
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