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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン (2023/米)(マーティン・スコセッシ) 80点

2023-10-25 19:23:19 | 映画遍歴

スコセッシ&ディカプリオ&デ・ニーロという組み合わせで200分という長丁場だが、見に行かない映画ファンは皆無であろうと吾輩は思う。え、そうでもないって?

200分確かに老体にはこたえる時間。しかし、今日は頑張ったのだ。というか、さすが手慣れたスコセッシの映像、編集、がっぷり四つの二人の演技を前に、時間はすぐ気にならなくなった。

まるで、インディアン世界にはびこるマフィアのような地獄絵図。こういう歴史を齟齬して、あるいは淘汰してアメリカは生き延びていったんだなあと実感としてわかる展開にニンマリする。

特にディカプリオの演技には、もうあの昔の面影はない。彼にとっても100点満点ではなかろうか。対してこれを受けるデ・ニーロも、ある意味受けの演技で十分こたえる。素晴らしいの一言。

歴史を勉強するというよりも、二人の熱く且つ静かな葛藤演技を見る映画なのかもしれません。


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