深田監督、新作が出たので公開直後即見に行きました。
なかなかの出来です。ちょっとフランス映画風のタッチで、そう、フランソワ・オゾンというか、流麗で、映画そのものの魅力をたっぷり伝えてくれています。やはり、これが映画なんだと思います。そんな映画の魔力があります。
難しくもなく、ちょっと通俗っぽいテーマですが、これがいいも悪いも我々現代人が抱えている現代の病原なんですね。よーく分かります。
筒井真理子さんは昔から好きな女優ですが、ここにきて花開くといった感じです。年を感じさせません。池松もさすがの演技。ミステリアスです。市川実日子はどうだろう。別に彼女でなくてもといった感はある。脇役の方々、地味だけどみんな立派でした。
こういう環境からいい映画って生まれるんですね。今年の収穫作です。
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