エスパーであることを呪い自分を持ちきれない【カン・ドンウォン】とたまたま気づいてしまったがまともに育った【コ・ス】との因縁の対決が骨子のアクション映画だが、ドンウォンの心情を深く掘り下げていないせいか、単なるサイコ映画になり下がっているのに同情する。
あの、目で人を意の思いにするシーンはそのうち飽きてきて、最後まで単調さはぬぐい切れなかった。ドンウォンって、こんなに人相が悪かったっけ、と思われるほど悪人に徹しているけれど、最後まで悪人のままというのは如何なものか。
対する【コ・ス】は善人で友情にも厚くこれは役得。新鮮さもあり、韓流のきらめきは感じるものの線は細い。
作品全体にメリハリがないのが悪い方に効いている。でも、トルコ人とアメリカ人だろうか、黒人との3人の仲間意識が結構心地よく加点します。
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