見事やられましたね。だって、冒頭のシーン、妊婦を心配する男、男に感謝する妊婦、そして、、。
ミステリーって、昔は伏線といったものがあったよね。今はところどころ伏線を張っているのは本格ミステリーであって、筋だけでどんどん突進していくのが最近のミステリーであるらしい。だから、読者への挑戦なんていう儀式も必要なくなっているらしい。伏線を用意していないから読者と作者はがっぷり四つじゃないわけだ。
この映画も最近流行のミステリーであって、本格ものでは決してない。だから、冒頭から引っかけを用意してある。観客が気づくことは絶対ない。なぜなら、小説では出来るトリックを(登場人物を明記することを避けるには小説では名前を書かず男、女などと審美的な手法をとる。)映画で用いるのはアンフェアというべきであろう。そのタブーにこの映画は堂々と挑戦したのであります。
1時間近くそれを持たせるだけでもこの映画は凄いと思う。誰も騙されている。気づく由もない。伏線を張っていないのだから、、。この、今まで映像でやったことのないことをやってのけるということはやはり僕は凄いことだと思う。つまりは、観客をすっかり騙しているだけなのだが、、、。
この映画の凄いところは小説でしか出来得なかったことを映画で達成してしまったことだ。やはりミステリーファンというのはどんでん返しが好きだから、騙されるのを実は死ぬほど好きなのであります。どう考えてもアンフェアーなミステリーではあるけれど、にんまりとして怒る人は皆無でしょう。こんな傑作を輩出してくれた内田けんじにホント感謝を述べたいぐらいだ。
俳優の演技だが、佐々木蔵之介、堺雅人のいつもの自然演技(?)に比べ、大泉洋は少々目立たなかったかなあ。主役なんだけどなあ。それにしても前作からは随分俳優陣も立派になりました。ところでこんな映画作ってしまって、次作はどうするの?と早くも気になっている僕でした。
ミステリーって、昔は伏線といったものがあったよね。今はところどころ伏線を張っているのは本格ミステリーであって、筋だけでどんどん突進していくのが最近のミステリーであるらしい。だから、読者への挑戦なんていう儀式も必要なくなっているらしい。伏線を用意していないから読者と作者はがっぷり四つじゃないわけだ。
この映画も最近流行のミステリーであって、本格ものでは決してない。だから、冒頭から引っかけを用意してある。観客が気づくことは絶対ない。なぜなら、小説では出来るトリックを(登場人物を明記することを避けるには小説では名前を書かず男、女などと審美的な手法をとる。)映画で用いるのはアンフェアというべきであろう。そのタブーにこの映画は堂々と挑戦したのであります。
1時間近くそれを持たせるだけでもこの映画は凄いと思う。誰も騙されている。気づく由もない。伏線を張っていないのだから、、。この、今まで映像でやったことのないことをやってのけるということはやはり僕は凄いことだと思う。つまりは、観客をすっかり騙しているだけなのだが、、、。
この映画の凄いところは小説でしか出来得なかったことを映画で達成してしまったことだ。やはりミステリーファンというのはどんでん返しが好きだから、騙されるのを実は死ぬほど好きなのであります。どう考えてもアンフェアーなミステリーではあるけれど、にんまりとして怒る人は皆無でしょう。こんな傑作を輩出してくれた内田けんじにホント感謝を述べたいぐらいだ。
俳優の演技だが、佐々木蔵之介、堺雅人のいつもの自然演技(?)に比べ、大泉洋は少々目立たなかったかなあ。主役なんだけどなあ。それにしても前作からは随分俳優陣も立派になりました。ところでこんな映画作ってしまって、次作はどうするの?と早くも気になっている僕でした。
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