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ミラーを拭く男 (2003/日)(梶田征則) 80点

2007-06-03 20:48:46 | 映画遍歴
ただ、単純な、ミラーを拭いて全国を回ることに使命感を感じた男にも、最初はクリーンに見えた人間関係も、旅をするうちにしがらみが付いてくることに気づく。
人間が、人間からまったく乖離することなく、人間から自由でいられるはずもない、ということに主人公は気づいていくのだが、、、。
日本映画ではめずらしい無機質な感覚映像や、心理描写。タッチは少々カウリスマキ風。そう、俳優をフィンランド人にすると、まったくカウリスマキじゃないか。
ラストも粋で、ぞっこん惚れました。

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