スパイダーマン3世代、20年の歴史の集大成ともいえる面白さ、完成度、何よりファンへの暖かいまなざしと過去へのオマージュに感謝したい。ラストは涙しました。
こんなすごいものが新年早々から見られるなんて、映画ファン冥利に尽きます。この1作で、20年間のスパイダーマンが走馬灯のように巡りめぐりました。マルチバースなんて、宇宙物理学テーマを映像にうまく取り入れましたネ。もうその映像にくぎ付けになり、酔いました。
ここからホントにネタバレ。
ラスト、カンパーパッチと約束するあれ、すなわち自分の存在そのものを忘却させるってことは、通常の「死」を意味する。むしろ肉体的な死よりずっと過酷な現象であると思われる。しかし、スパイダーマンはそれを選択した。
そしてその後、確かに愛する人たちも彼のことをすっかり忘れてはいたが、リセットしたかのように、またスパイダーマンは原点から新たに出発する。新スパイーダーマンの登場だ。ここにしたたかな映画会社ソニーの企みも感じるが、それでもやはりこの終わりは感動的で最上のファンへのプレゼントだと思う。
館内にいた観客の目が最初から最後までみんな生き生きと輝いていました。そんな経験は久しぶりです。ありがとう!
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