よくできた映画です。一番いいところは誰にでもこの映画を見て自分に思い当たる部分が少なからずあるということではないでしょうか。
いつも逃げてる人間たち。逃げてない人間なんていない。逃げるのはでもエネルギーも伴う。その場で終わりというわけにもいかない。逃げてもどこか責任の落ちこぼれを残す。
この映画、30前ぐらいの若者が主人公だが、吾輩のような老人にさえ、主人公の等身大の描き方がそうさせるのか、随分と考えさせられることが多かった。三浦の策略にはまってしまった感もある。
「こんな最低の人間、自分には片鱗もないから、つまらないと思い、ずっと見ていたよ」、といえるほどの強い人間になりたい、とそう思う、、。
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