鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

漣痕

2008-08-18 | 風景
種子島の西海岸の国道58号線を車で走っていると、住吉の国道脇に「漣痕(れんこん)」と書いた説明看板がありました。

漣とは、さざなみのことです。
波や風によって地層の堆積面上面にできた凹凸が、地層に保存されたものです。
いわば、波の化石といっていいでしょう


色の違いは、地層の違いです。
中央の縦に延びる白い層の左右を見ると、まっすぐではなく、でこぼこしていることがわかると思います。
これが波の痕です。
地層ができた時は水平ですが、その後の地殻変動で、垂直になったものです。

化石といえば、骨、貝、木の葉などを連想しますが、波の痕も化石になるんですね。
漣痕のことを、リップルマークとも言います。
西之表市の文化財(天然記念物)に指定されています。
コメント (6)
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