鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

ドラムエルタン号漂着の碑

2008-08-01 | 史跡
種子島には、昔から異国の難破船が多く漂着しました。
その最大のドラマが、鉄砲を伝えた南蛮船です。
伊関と立山にあるカシミア号漂着の碑は、以前紹介しました。

南種子町下中には、ドラムエルタン号漂着の碑があります。


下中の海岸にあるドラムエルタン号漂着之碑。

ドラムエルタン号はイギリスの貿易帆船で、明治27年4月25日、下中の前の浜に漂着しました。
下中の人たちは、乗組員29名を手厚く介抱しました。
東洋艦隊の軍艦がやってきて修復を行い、8月16日、長崎へ廻航しました。


記念碑の近くにある展望台。
砂丘の上にあります。


展望台から眺めた前の浜。
南を眺めたものです。
太平洋に面しており、砂丘と砂浜が広がっています。
向こう側の岬は、鉄砲伝来の門倉岬です。


北を眺めたもの。
岬の向こうに、種子島宇宙センターがあります。
鉄砲伝来と、宇宙センター・・・
種子島の歴史と現在を代表する、2つの場所に挟まれたところにあります。

乗組員は、いろいろな謝礼をしましたが、その中に船内で飼っていた鶏がいます。
この鶏を、種子島でインギー鶏といいます。
(インギーとは、イギリスのこと。種子島では、次雄をツンギーというような愛称で呼ぶ。)
下中では、これ以来インギー鶏を飼育していますが、インギー鶏料理については、明日紹介します。
コメント (5)
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