ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書 その6(ころころろ)

2012-02-28 16:56:22 | 読書

この本を読むと必ず『鳴家(やなり)』が欲しいと思います。可愛くてたまりません。

そんなことを思わせる本は、しゃばけシリーズ第8巻『ころころろ』です。

ちょっと病弱だけど、物事を真剣に深く考える若旦那の存在もよいけれど、何よりもその若旦那を守ろうと動く妖達が素敵です。

私は特に仁吉が好きなんですけどね。絶対、カッコいいと思います(笑)

今回の話は、若旦那の目が見えなくなってしまい・・・これは大変という事で色々起こるわけです。

終盤で神様と問答をするのですが、これが面白かった。

桃太郎や浦島太郎のその後の話もあり、興味深かったです。でもちょっと切なくもありました。神様ってやはり、特別な存在なのよね。

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観劇 その11(雪やこんこん)

2012-02-26 22:53:48 | 観劇

こまつ座の『雪やこんこん』です。

大衆演劇が舞台のお話。

出演は高畑淳子さん・今拓哉さん・村田雄浩さん・山田まりやさん・キムラ緑子さん達です。

設定は昭和29年。

大衆演劇って観た事がないけれど、舞台上でぽんぽんセリフが飛びかい、リズムがあって退屈させない楽しい舞台でした。

作者である井上ひさしさん特有の、言葉遊びもふんだんに盛り込まれていて、韻を踏んだセリフのやりとりになると「きたきた!」ってワクワクしてきます。

この舞台、高畑さんとキムラさんのやりとりが絶品です。高畑さんは座長としての存在感があり、それに対する旅館の女将のキムラさんがとっても素敵。色気がある人なのね。声がなんとも心地いいなぁと感じました。

この2人のやりとりに、客席もだまされる場面もあり、ちょっとしたどんでん返しを楽しみました。この後も「えっ!」という事が続き、どうなるんだろう~~って最後まで引き込まれた舞台でした。

脇をかためる、村田さん、今さんも良かったなぁ~。特に村田さんは女形。登場からすぐに女形だなって分かったけど、笑えました。

そして最後の口上が面白かった。出演者の紹介をするのだけど、「文学座からずうとるび、グラビアアイドル・・・」と順に並べ、おみごとでした。これは観劇した人じゃないとわからないわね。

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観劇 その10(美女と野獣)

2012-02-19 23:40:43 | 観劇

本当に久しぶりに『美女と野獣』に行ってきました。

たぶん・・・・前回は初演?ビーストは石丸幹二さんで、ホレボレする素敵な王子だった記憶があります。この演目、魔法がとけて王子になった瞬間に、王子じゃないとえっ~~~~~~~って思いますよね。例えて言うなら、詐欺にあったような・・・(笑)

今日のビーストは中井智彦さん。名前をどこかで見たような気がしていたのですが、レミゼに出演されていたことが終演後にわかりスッキリ。

中井さん、歌もとても上手く聞かせてくれますし、とても可愛いビーストでした。可愛いビーストなのに、狼からベルを守るところや、ガストンと闘うところなど、カッコいいのです。

そして何よりも、ラストの王子になった瞬間!!まさしく王子様でしたね~~石丸さんとは違った王子のよさが感じられました。満足ですよ。

やはり、ハッピーエンドはいいなぁ~~~~~

「ビーアワーゲスト」が流れれば、ワクワクするし、ベルとビーストのダンスシーンはうっとりするし・・・・良い物語だな~~。

カーテンコールで何度目かのビーストとベルのご挨拶、中井さんが他のキャストを呼ぶタイミングを間違えてしまい、シマッタ!!と言う表情で舌をだされ、客席の笑いを誘っていました。この姿もとても可愛かったのですよ。

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読書 その5(すべての人生について)

2012-02-17 21:47:40 | 読書

浅田次郎さんがいろいろな著名人と、対談したものをまとめた本『すべたの人生について』です。

李登輝さんとの対談が興味深かったです。いくつか抜粋します。

「個人が一所懸命やることができるのも、国がそれを保証しているからだ。それを自分さえよければ、国のことを考えなくてもいいというのは、通らないんじゃないか」

「国家のために何かするということは、国の主人であることにともなう義務。個人主義だといってそれを放棄することは、実は奴隷的な道を選んでいることになる」

李登輝さん・・・名前は聞いたことがあり、台湾総統だったことぐらいしか分からず、ろくに説明もできない私ですが、視点が広い!と素直に思いました。大きく物をとらえているな・・・と。この意見がよいか、悪いかは別として、物事の見方にはこういう見方もあるんだと改めて思いました。

浅田さんの歴史教育に対する考え方も納得です。以下、抜粋です。

「歴史は何のために学ぶのか・・・自分の今かくある座標ですから、自分がどういう世界で生きているか、自分はどうやって飯を食っているかを確認するための歴史。自分に近いところほど重要だと思う」

私の好きな作家、宮部みゆきさん、高橋克彦さんとの対談もあり、実に面白かったです。特に宮部みゆきさんは浅田さんとは歳も離れているのですが、とても気が合う様子がわかり読んでいて楽しかったです。そして自分が読んだ本の話もチラチラ出てくるので、ちょっとだけ一緒に対談している気分にもなりました。

渡辺淳一さんとの対談では作家に何が必要か・・・みたいな事を話されています。短編小説が作家を成長させるために必要なことであるという話は、へぇ~~と思いました。

直木賞作家の山本一力さんが支えにしている言葉は『明日は味方』、浅田さんもその言葉もらいますと言っていましたが、良い言葉ですよね。

今日がどんなに辛くても、明日は味方。どんなに悲しくても、明日は味方。少しずつでも良いから、明日を味方にして前を向いて行こうよと言われているように感じました。

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観劇 その9(ポピュラーウイーク2012)

2012-02-16 23:22:09 | 音楽

東京文化会館で行われている、『ポピュラーウイーク2012』に行ってきました。

今日は中川晃教さんの出演日です。昨年も行ったのですが、やはり文化会館という場所がいいですね。小ホールなのですが、ほどよい大きさで見やすいし、何より音の響きが落ち着きます。

当然の事ですが、中川晃教さんはどんな曲でも自分のものにしますね。この方の歌声、好きです。ピアノだけであそこまで歌い上げるっていうのは、やはり歌唱力があるんでしょうね。

今日はチェロ奏者2人を迎えての曲もありました。

チェロの音色、いいですよね。さだまさしさんのコンサートでもチェロは、よく入るのですが優しい音だなぁ~と思います。

『日本には良い曲がたくさんある。体の中にしっかり取り込まれている曲、最近しみじみ良い曲だなと感じています』と言って、ピアノの弾き語りで歌ってくれたのが『赤とんぼ』『月の砂漠』『雪の降る町を』の3曲でした。これがみごとにアッキー色!!

そして月の砂漠に関しては、「お姫様と王子様が金と銀のカメに隠れて、逃避行している歌だ」と思ってアレンジしたと話し出したので大笑いでした。不思議に感性をお持ちなのかもしれません(笑)

チェロの演奏でベートベンの運命を歌ってくれました。これもアッキーならでは!!って感じになっていました。2人のチェロがとっても良かったな。

昨年に較べると、曲数が減ったような・・・・・あっと言う間に終わってしまい、ちょっと残念・・・。

それでも、ピアノ、チェロの音色は心地よく、アッキーの歌声はとっても素敵でした。

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