ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書20(日の出が走る 3)

2016-08-25 21:03:00 | 読書
中島久枝さんの『日の出が走る 3』です。

和菓子の事など興味深いし物語も面白いのです。

いつの時代も悪い奴はいるもので、ずる賢いと言ったら良いのか、感じ悪い存在の人が出てきます。

和菓子にまつわる物語ですから、ライバルと和菓子勝負も何度か出てきます。
主人公の日の出は、和菓子職人としてはまだまだなんですけど、ちょっとしたアイデアで勝つんですね。
勝利のポイントは相手の気持ちになって考えるって事なのですが、相手の立場になるってなかなか難しいですよね。でも、そこを突き詰めていくことで、ぱっとひらめくのです。

このちょっと嫌な奴に勝った瞬間、スッキリ!です。

ただ、この小説、明らかに誤字ではないかと思う箇所を2つ見つ。
ん~~確認したくなります。




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観劇9(八月納涼歌舞伎)

2016-08-24 21:11:59 | 観劇
久しぶりの歌舞伎です。
歌舞伎座が新しくなってから初めてかも…。

演目は『土蜘』と『廓噺山名屋浦里』です。

土蜘(つちぐも)は能で演じられたもの。

簡単に話すと、大蛇ではないけれど、主となり住み着いている蜘蛛を退治する話。
土蜘が橋之助さんで、猿之助さんは出るわ、橋之助さんの三人の息子さんは出るわ、中車さんの息子さんも出るわ、で…ある意味時の流れを感じました。

そう言えば橋之介さんの息子さんたちの襲名公演に行ったな~、あんなに小さかった子達が…と思うと、年月の経過が怖くもありです。

巳之助さんも出演されており、もちろん中村勘九郎、七之助兄弟も。でも、それぞれのお父様はもういないんだと思ったら、しみじみ寂しくなってしまいました。

廓噺山名屋浦里は鶴瓶さんの創作落語が原作です。

江戸留守居役を任されてる堅物のお侍さんが、お偉方にばかにされ自分の女を連れて来いと言われる。
連れていかないと、お国の殿様の恥にもなる。そんなときに出会ったのが遊郭一の花魁。
無理は承知でお願いし、結果、スッキリすると言うお話。←かなりかいつまんでいるけど

花魁浦里は七之助さんなんだけど、これがため息が出るほどきれいでした。本当にうっとりです。

鶴瓶さんの息子さん、駿河太郎さんも出演されています。

土蜘には勘九郎さんの次男が出演しているのてすが、もう出てくるだけで可愛い。まだ2歳位かな。堂々とセリフも言うし、大したものですね。

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読書19(日乃出が走る 2)

2016-08-18 22:07:54 | 読書
中島久枝さんの『日乃出が走る 2』です。

明治時代の和菓子屋が舞台のお話。

今回は和菓子だけでなく、洋菓子も出てきます。
でも、洋菓子の料理長が悪役。
和菓子の事をケチョンケチョンにけなすんだわ。
全く!と感情移入しちゃいます。

仇討ちを引き留めたり、日乃出さんは今回もいろいろ忙しい。

和菓子で人を救えるか…と言うのがひとつのテーマでもあります。

日乃出が今後どんな活躍をするか…楽しみです。
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観劇8(頭痛 肩こり 樋口一葉)

2016-08-06 23:53:56 | 観劇
こまつ座の『頭痛 肩こり 樋口一葉』を観てきました。
前回は3年前に観ています。

出演は永作博美さんが樋口一葉です。前回は小泉今日子さんで、したね。他の出演者は変わっていないと思います。

若村麻由美さんの役どころが、本当に可愛いです。幽霊なんですけどね。

一葉さんって、家族のために本当に頑張ったんだな~

あの時代(明治時代)に女性が自立して生きようとするのは本当に大変な事だったんだろうな。

ラストで、一人残った一葉の妹に、亡くなった人達がエールを送る場面は切なくなりました。





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読書18(海の見える理髪店)

2016-08-05 21:39:39 | 読書
直木賞受賞作、荻原浩さんの『海の見える理髪店』です。
短編が6話。どれも家族にちなんだお話。

帯に「誰の人生にも必ず訪れる、喪失の痛みとその先に灯る小さな光が胸に沁みる家族小説」とありました。

ひとつひとつが、とても良い物語でした。

読み終えて、しばらく余韻に浸りました。

文庫になるのを待とうかとも思いましたが、大切な1冊になりました。保存版です。
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