ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書3(みつばの郵便屋さん〜二代目も配達中)

2023-01-29 18:20:10 | 読書
小野寺史宜さんの「みつばの郵便屋さん」シリーズ、第3巻です。
このシリーズ、好きです。
気持ちが穏やかになる1冊です。

悪い人が出てこないからかな?
日常のちょっとした事件があったり、こういう困った人いるよね〜と思うのですが、ラストは無事に解決、そして困った人も心を入れかえる。
安心して読めます。

何よりも主人公の平本秋宏君が魅力的。

会話のやり取りが、そう返すか〜と思うのですが、それが心地よいのです。こういう人がいたら、絶対にモテると思うし、私は絶対に惹かれてしまう。
だって、本当に言葉のやり取りが楽しい。

このシリー7巻まであります。しばらく、どっぷり楽しもうと思います。
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読書2(月の満ち欠け)

2023-01-22 15:21:52 | 読書
佐藤正午さんの『月の満ち欠け』です。

映画になりましたね。直木賞受賞作です。
映画の予告を見て、勝手にハートフルな内容だと思ったのですが、ちょっと違いました。

生まれ変わりの物語です。
正木瑠璃が偶然出会った大学生の三角哲彦と恋に落ちる。でも、瑠璃は人妻で、その結婚もなんとなくズルズルと成り行きで結婚した感じ。ダンナも浮気をしているのだけど、このダンナ、竜之介さんは性格が今ひとつ。

そして瑠璃は不慮の事故で亡くなってしまう。ここから生まれ変わりが始まります。まずは幸せに暮らしていた小山内家の娘瑠璃が7歳の時に原因不明の高熱を出す。この熱をきっかけに前世の記憶が出てくる。7歳と思えない行動、言動を不信に思う母親。でも、この小山内瑠璃も不慮の事故で母親と一緒に亡くなる。

次に生まれ変わるのは小沼希美。やはり高熱を出して記憶が出てくる。そしてこの子も事件に巻き込まれるように亡くなる。これには正木瑠璃の元ダンナが絡んでくるんだけどね。

途中から正木瑠璃の執念というか執着が怖くなってきました。生まれ変わった子ども達の人生はどこに行ってしまったの?そして何より亡くなった子ども達の残された家族の悲しみが辛い。
正木竜之介だって、精神的に立ち直っていたのに、生まれ変わりに出会ったことで完全に人生を狂わされている。確かにこの人の性格は良くないけどね~。

ラストは3番目の生まれ変わりの小学生と三角哲彦が再会できるんだけど、最後まで正木瑠璃に共感出来なかった。人の人生を犠牲にしてと思ってしまうんだよね。怖い話だなぁと思いました。

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観劇3(チェザーレ破壊の創造者)

2023-01-21 19:01:53 | 観劇
『チェザーレ』を観劇。

出演は中川晃教さん、藤岡正明さん、今拓哉さん、別所哲也さん、岡幸二郎さん、丘山晴己さん、山崎大輝さん橘ケンチさん達です。

一幕を観終えたら、相関図がわけ分からなくなり、休憩にて相関図を見直しました(笑)その成果もあってか2幕目はスッキリでした。

簡単に言ってしまえば、派閥争いなんですけど、舞台セット、衣装など重厚で壮大でした。
舞台セットは映像もふんだんに使っていました。そして、衣装が素敵です。岡幸二郎さん、別所哲也さん、今拓哉さんの衣装は立派でした~。
特に岡さん、着こなされてます。

私にとっては久しぶりの今拓哉さん、岡幸二郎さんの歌声にうっとりでした。
もちろん、中川晃教さんの歌声は変わらず良いです。

今日はおけぴ+チケットセディナ合同観劇会ということでしたが、良い席が取れたので15世紀のイタリアの世界観を堪能してきました。

カーテンコールでみなさんニコニコされている中、岡さんはニコリともせず、役に徹している感じです。岡さんのお辞儀の仕方が、片足を一歩引き膝を曲げる…まさに騎士のよう…枢機卿ですけどね。

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観劇2(ジョン王)

2023-01-18 20:27:29 | 観劇
ジョン王を観劇。

始まりとラストの演出が面白かったです。

舞台後方が開いて赤いパーカーを着た青年が、現代である外からやってくる。舞台に入るなり、スマホでいろいろ撮影する。
隣のおばさまが、「あら、誰か入ってきちゃったわよ。大丈夫?」って…←どう見ても、小栗旬さんでしょ!おばちゃん!と突っ込みたくなりました。

ラストでも旬さんだけはカーテンコールで挨拶せず、動かず。そしてヒューバートに銃口を向けられながら、衣装である鎧?剣をどんどん外し、最初のパーカー姿になって再び舞台後方から現代の世界に戻っていく。

ある意味、タイムスリップしてやってきたのでは?とも思えました。

出演は小栗旬さん、吉田鋼太郎さん、吉原光夫さん、高橋努さん、玉置玲央さん、中村京蔵さん達です。
そして久しぶりのオールメールの舞台でした。

観劇して思うのは、反戦を強く感じたということ。戦争は何も残さない。残すとするなら、嘆き、悲しみのみ。たまらなく辛いです。ウクライナを考えてしまいます。

ジョン王は若き王子アーサーを亡き者にしようと、ヒューバートに命じます。この方法がものすごく残酷で舞台を見てられませんでした。
でも、ヒューバートの高橋努さんは殺せなかった。生きろと命を救います。本当に安心したのだけれど、アーサーはその後1時間もしないうちに、自ら命を断ってしまいます。
その遺体を見つけたヒューバートの嘆き悲しみ、こんなにつらいことはないです。もらい泣きでした。

そしてそして、アーサーの母親であるコンスタンスの玉置玲央さん。我が子を奪われ狂気となってしまう。激しい嘆き、悲しみがひしひしと伝わってきました。


戦争は本当に愚かなことなのです。
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観劇1(志の輔らくご in PARCO劇場)

2023-01-14 19:56:48 | 落語
今年最初の観劇は『志の輔らくご』。
演目は「まさか」「狂言長屋」「百年目」。

〈まさか〉は、まさかの使い方についてのやり取り。使い方一つでは相手に不快感をもたらす。まさか、お宅の息子さんに嫁が来るとは…って直接いってはダメよね。
良い意味でのまさかが一つでも起こる一年であると良いなぁ。

まさかって坂は本当にあるのでしょうか~と映像で紹介。あるんですね〜。それもPARCO劇場のすぐ近くに。もちろん帰りに写真を撮りました。

〈狂言長屋〉は身投げをしようとする人を助けて連れ帰る。訳を聞くと、狂言が書けないという。長屋の人達とのやり取りが楽しいのだけど、途中からは狂言の舞台になりました。
PARCO劇場での落語はいろいろな趣向があって楽しいです。
狂言を見せてくれた方の名前を忘れてしまったのですが、茂山千五郎の門下生と紹介されたと思います。

〈百年目〉は老舗の旦那さまと番頭さんのお話。堅い人として知られている番頭さんが羽目を外して遊んでいる姿を旦那様に知られてしまう。もうこれで全て終わりだと落ち込む番頭さん。
見つかった瞬間に、「お久しぶりです」と挨拶するのですが…。

結果は番頭さんの心配は杞憂に終わり、全てプラスとなるのだけど、最後に旦那様が一言。「昨日も合っているのになぜお久しぶりなのだ?」と聞く。
ここでタイトルになっている「百年目」というオチがつく話。
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