ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書その16(真夏の方程式)

2013-05-27 21:19:00 | 読書

東野圭吾さんのガリレオシリーズ6冊目、『真夏の方程式』です。

読み進んでいくうちに、犯人はこの人なのか・・・と分かってくるのですが、何故?どういう関わり?という疑問が常についてきます。

最後には、なるほど!!そういう繋がりなのねと、スッキリするのですが、そこで終わらないのが東野さんですよね。

ある人物の人生を狂わせないために・・・・ラストに湯川先生が、かける言葉が素敵です。

この夏、映画化の原作です。映画化には興味が無かったのですが、これを読んだら、福山雅治さんがどんな感じで、その言葉をかけるのか・・・ものすごく興味が出てきました。

読み応えがある長編です。
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観劇その15(三遊亭円楽独演会)

2013-05-26 18:05:39 | 落語

初めて円楽さんの落語を聴きました。

「そば清」は蕎麦好きが何枚食べられるか?と言うものに、チャレンジする話。
20枚・・・30枚とどんどん増え、最後は50枚食べたら1両もらえるまで、話が広がります。
一度失敗し、どうしたものか・・・と悩んでいたら、うわばみが人間を飲み込み、動けなくなっているのに、草みたいなものを食べたら、元のうわばみの形になったところを目撃。
あれは、食べたものを無くすんだと思い、それを持ち帰り、再び蕎麦を食べることにチャレンジ。
49枚目でお腹が限界。ちょっと休ませてくれと、外に出て、取ってきた草を食べる。
戻ってこないのを心配し、店主が外に出るとたくさんの蕎麦が着物をきていた・・・と言うオチ。
うわばみの食べていたものは、人間を溶かすものだったのですね。

「一文笛」はちょっと切ないお話だった。
米朝さんの作品だそうで、大阪の話を江戸に置き換えたと言っていました。
スリの話です。
貧乏人からは盗まないと言うのがモットーの盗人。その腕を自慢しているのですが、ある日、お店ののおばあさんから、邪険に扱われている子どもの袂にお店の笛をそっと入れてしまう。

盗人としたら、良かれと思うのだけど、子どもは何故、そんなものを持っている?盗んだんだろうと責められる。父と2人暮らしの息子、父は元武士。勘当を言い渡されてしまい、盗んでいないのに・・・・・と、井戸に飛び込んでしまう。
命は助かったものの、意識は戻らず、医者に見せたくても貧乏長屋の住人では、お金はない。

足を洗ったスリの兄貴から、この話を聞いた盗人は、なんて事をしたんだ・・・・と後悔し、その場で右手の人差し指、中指を切り落として、盗人家業から抜けようとする。

名医に診てもらいたいが、金の亡者・・・・・・。ところが、この盗人、この名医の財布をすって、使って欲しいと持ってくる。盗んでも、元の持ち主に帰るんだ・・・・と。

兄貴から、それにしても器用な奴だといわれると、実は左利きと言うオチ。

切ない話にも笑いがあり、落語って面白い!!と改めて思いました。
前説からの流れも、とっても自然。流れるように本編に入っていく。無駄がない、隙がない、って感じ。
落語にますます興味あり。
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観劇その14(うかうか三十、ちょろちょろ四十)

2013-05-19 22:03:10 | 観劇

こまつ座の舞台、『うかうか三十、ちょろちょろ四十』を観てきました。

井上ひさしさん、24歳の時の作品だそうです。上演されることのなかった幻のデビュー作。

出演は藤井隆さん、福田沙紀さん、鈴木裕樹さん、田代隆秀さん、小林勝也さんです。

お殿様(藤井さん)が、娘ちか(福田さん)に一目惚れをします。気後れしがちなお殿様は、なかなか声をかけられません。ひょんな事から、近づく事ができるのですが、ちかには心に決めた大工・権ず(鈴木さん)がいます。

ここで、私ちょっとウトウトしてしまったのです・・・・・・

そして9年後、ちかと権ずは所帯をもって子どももできます。でも、権ずは病気で寝てばかり・・・・・子どもにもどなりちらす有様です。そこへ、再びお殿様、良かれと思って、偽医者になり、『病気ではない』といいます。喜んだ権ずは、張り切って働きはじめるのですが・・・・

再び9年後・・・・どうやらお殿様は、雷に打たれて記憶をなくしていたようです。だから、9年前のことを覚えていません。18年前のちかさんの記憶から、現在にとぶのですね。眠りから醒めたようだというのですが、そこへ、ちかそっくりの娘が登場します。

それは、ちかと権ずの娘れい(福田さん二役)。
両親のことを聞くと、父は働きつめて亡くなり、母も後を追うように亡くなったと・・・・。

自分が『病気でない』と言ったことが、大変なことだったのではないかと気がつきます。

娘ちかと出会う、ちかと権ずの所帯に行く、娘れいに会う、この3つの場面は全て、桜の季節の設定になっています。そしてラストはその家が全て壊され、廃墟になっているところで終演です。


休憩なしの1時間15分。
えっ・・・・ひょっとして終わり??と思うほど、あっと言う間の舞台でした。ちょっと物足りないような・・・・そんな気もする感じ・・・。

短い舞台だっただけに、うとうとしてしまった自分が情けないです。ストーリー間違っているかな・・・・。
Photo 写真は、劇場で全員に配られたお米。1合くらいの量かな?

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読書その15(アントキノイノチ)

2013-05-14 20:41:14 | 読書

さだまさしさんの『アントキノイノチ』です。

2009年に出ているんですよね。買っておいて読まなかった本の1冊。

さださんの本は、ほとんど映画化されていますね。この話も映画になっています。

いい話ですね。

簡単に書くと、精神的にダメージを受けた青年が、仕事を通して成長していく話なのですが、人との関わり方がとてもいいな・・・と思いました。命の大切さについて、押し付けがましくなく、すんなりと心に響く話です。

そして、遺品整理業という実際にある会社に興味を持ちました。まだ、メジャーになっていない職種かもしれないけれど、とても大切な仕事だということがよくわかります。

後半部分で涙があふれてきました。電車の中だったので、ちょっと恥ずかしかったです。

最初の小説『精霊流し』の時は、歌手・さだまさしの作品として読んでいたのだけど、4作目の『茨の木』あたりからは、作家・さだまさしとして読んでいる自分がいます。

今は、『風に立つライオン』を執筆中だとか・・・・さださんファンだったら、このタイトルの歌はよく知っているはず、どんな小説になるのか、ものすごく楽しみです。
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観劇その13(StarS)

2013-05-08 23:36:00 | 音楽

三大ミュージカルプリンスコンサート “StarS”に行ってきました。

プリンスは、井上芳雄さん、浦井健治さん、山崎育三郎さんの3人。その3人がユニットを組んで“StarS”です。

この3人、トークがものすごく面白い!笑いすぎて、涙が出てきたのは、さだまさしさんに匹敵するわ。

そして3人のキャラがバラバラなのが、面白く魅力的。
ツッコミの上手さが光る、井上さん。
天然が入った自由人、浦井さん。
この3人の中では、一番真面目になっている山崎さん。

年齢順に行くと、井上→浦井→山崎らしいけど、どうしても浦井さんが一番下に見えて仕方がなかった。
突然、水分補給に行ったり、大切な事をトークでふられているのに、「へっ!」って感じで答える天然さに、笑いが止まらない。

トーク時間も長くて、ずっと喋っている。いつ歌になるのかな・・・と少々心配になったりして・・。
予定では9時終演だったのが、なんと9時半まで伸びました(笑)

さて、本来の歌はどうだったか・・・・と言えば、このメンバーですからね。間違いはありません。どの曲も素敵でした。
StarSとしてデビューしたわけですから、オリジナル曲もあります。
山崎さんお勧めの1曲が良かったです。「いま、ここにいること」とか言うタイトルだったような・・・。

レミゼの「夢やぶれて」を井上さんと山崎さんで歌ったのですが、男性が歌ってもいい曲ですね。ジキルとハイドから「時がきた」も印象に残りました。この曲何故か泣けてきます。

私はやはり、伸びやかに声が広がり、空間が大きくなるように感じられる井上さんの歌声が好きです。

忙しい3人ですが、今後も活動をしていくのだろうな~~また、コンサートがあったら、是非足を運びたいと思います。トークも楽しみだわ。

最後に言ってましたが、目標は紅白歌合戦、そして日本武道館なんですって。
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