『隠蔽捜査2・果断』を観てきました。先週の続きになります。
今回のほうが物語がわかりやすく、面白かったです。犯人は誰なんだろう・・・・?と客席も一緒に考え・・・もしや~~と思ったら、やはりそうでしたという結果になり、とてもすっきりしました。
この舞台、セットは全く変わらず、テーブルと椅子のみ。そこが警察内部だったり、主人公の自宅リビングだったりするわけです。役者の演じ方ひとつで、今まで警察署だったものが、普通の家庭のリビングに見える不思議さ・・・・マジックみたいで面白かったです。
出演は上川隆也さん・近江谷太朗さん・中村扇雀さん・小林十市さん達です。
上川さんは、無口な堅物であり無表情なまま、ジョークも淡々と言い笑いを誘います。本当に間の取り方が良いんだなぁ。
この作品、絶対原作も面白いだろうな~~と思いました。読みたい!!近いうちに手にしそうです。
すっかり忘れていたのですが、この日が東京公演千秋楽でした。カーテンコールでの客席の雰囲気がいつもと違うと思ったら、上川さんが「東京公演最終日ありがとうございます」と言ったので、あ~~~!!と納得。
もっとも友達には、千秋楽だけど取れるかな~~とチケットを取る時につぶやいたそうで・・・・自分で言った事も忘れておりました。
カーテンコールでは、扇雀さんから挨拶するように促された上川さん。
はっきり、くっきり『そんな話は聞いていないよ』の表情になっていましたが、そこはやはり役者さん、しっかりまとめてご挨拶。神戸公演などの宣伝もしていました。
3回目くらいのカーテンコールでは、共演者の方達がすぐに出てこない・・・・出てきても思い思いに動き回り・・・・・・なんなんだ!あんた達は!という表情の上川さんが実に面白かった。
そして、古くからお付き合いのある近江谷さんとのやりとりが、ものすごく楽しかった。ボケとツッコミをみているようでした。近江谷さんがツッコミつつボケる・・・・それに厳しくツッコミをいれる上川さん、笑えます。
近江谷さん、前回の舞台では上川さんの部下の役。尊敬する上司と言う設定なので、真面目なやり取りだったのですが、今回は上川さんにクレームをつける他の署の刑事役。いつも怒っている人なのですが、上川さんとのやりとりをのびのび演じているようで、楽しかったです。
やはり上川さんの舞台は、外せないなぁ~~。