三谷幸喜作、大泉洋主演となれば、絶対行きたい❗️とやっと取ったチケットもコロナで中止の払い戻し。
それでも再販すると知り、エントリーする事数回。3度目でやっと当選。
コロナを心配しつつ行ってきました。
帝国劇場もそうでしたが、コロナ対策徹底していますね。帝国劇場との違いは、入場とトイレの後に必ず靴底の消毒がありました。
そして、今、ほとんどの舞台が1枚しかチケット取れないこともあり、とにかく静かです。幕間のおしゃべりもほとんどありません。
さて、舞台ですが、大泉洋さんはさすがですね~。何だろう…滑舌が良いと言うのか、自然に話していて心地よい、聴きやすい。
舞台の大泉洋さんは、観劇する度に思うけど素敵です。
物語は芝居を演ずることが悪とされる社会、絶対的指導者に逆らったと言うことで(芝居をしているだけなんだけど)自由を奪われ収監される。
その同じ部屋にいる舞台人が、知らない人はいないと言われる舞台役者の辻萬長さん、世界的に有名なパントマイムの浅野和之さん、大道芸人の藤井隆さん、演出家の相島一之さん、女形の流星涼さん、駆け出しの役者濱田龍臣さん、演技力のない大泉洋さん。大泉洋さんはこの部屋の世話役みたいな存在。
そこに新入りとして入ってるのが映画界で有名な山本耕史さん。
前半はどうして収監されたのか、どんな待遇を受けているのかなどの話が中心となります。
休憩25分を経ての後半は、若手の濱田君のためにデートを設定します(女子寮もあるんです)
監視員がすごく嫌なやつで、直属の監視は栗原英雄さん。この方はこのメンバーと芝居を作ろうとしたり多少の理解者なんですけど、その上司がダメ。
その上司の部屋を逢引き部屋に使ったのだけど、バレてしまうんです。
どんなに懇願しても罰を与えるってことで、たった一人をもっと厳しいところへ移送することになる。
誰が行くでもめる、切なくなるほどもめる❗️結局、大泉洋さんが行くことになる。
いなくなっても芝居を再び続けようとするのだけど…
辻さんが気づく❗️「俺たちは大切な者をなくしてしまった…
それは…
観客だ」と…。
後半の嫌な上司をだますための役者さんの演技が素晴らしかった。
辻さんの舞台人たる演技力。
浅野和之さんのパントマイム。
拍手が大きかったです。
藤井隆さんも良かったなぁ。
そして、女形の流星涼さんも素敵でした。ふっと男になる瞬間がかっこ良かったです。
山本耕史さんはコミカルな動きで笑わせてくれました。
観に行けて本当に良かった~。