観劇 その３９

『宝塚ＢＯＹＳ』を観て来ました。

この舞台、初演をみています。吉野圭吾さんや佐藤（現在は戸次）重幸さん達が出演でした。

今回は東山義久さんが出演です。たぶん吉野さんが演じた星野役かな？と思ったら、当たりでした。でも、演者で雰囲気変わりますね。当然だけど・・・・・

東山さん良かったですよ～～～。

吉野さんももちろんですが、自分のダンスをしっかり持ってますよね。ダンサーなら当然か・・・・

東山さんももちろん、東山ワールドがあるわけで、東山さんしか出来ないダンスの世界がとっても素敵でした。

特にラストのソロはため息ものです。ホレボレしてしまい、１秒たりとも視線を外せませんでした。指先まで神経が行き届いていて、力の緩急・・・メリハリがよくわかり・・・ポーズを決める時のカッコよさと言ったら・・・・・・うっとりでした（笑）

東山さんの話ばかりになりましたが、物語もとてもよいです。実話と言う強さがありますよね。反面難しさもあると思うけど・・・・・・

宝塚に終戦直後、男子部があったのです。大舞台に立ちたいと言う夢を持ち、日々頑張るのですが・・・・・・・

報われないのですよね。

『私達が今までしてきたことは何なのですか！！』と訴える場面、切なさがひしひしと伝わり、じわっ～～としてしまいました。

『あきらめてはいけない。人生に無駄な事なんてない！』この一言に勇気づけられます。頑張ろう！と思いますよ。

浦井さんもとっても良かったです。気の弱いリーダーの雰囲気がよくわかりました。

そして山路さん・・・・本当に色々な役をこなせる方です。今回もダンディでカッコよかった。

カーテンコールがとても盛り上がって、５回くらいあったかな～～。ＢＯＹＳ達が１列に並んで出てきて、下手はじに東山さん。頭を下げた直後にステップ踏んでポーズ。それを隣の人から順に真似をします。３回目の時には、ターンしてポーズになりました。すると、隣の黄川田さんが、とても困った顔をしてもう１度と指１本。仕方ないなぁ～～って感じで東山さん再びターン。このやりとり、なんとなく良かったです。

やたら盛り上がったカーテンコール。あとで日程確認したら前楽だったんですね。前楽でこうだから、今日の千秋楽はかなり盛り上がっただろうな～～～。

私の後ろにいたおばさま２人、チケットをいただいて全くストーリーを知らずに来たようでした。開演前に、「客層がものすごく若いわね～～すごいわね～～自慢しちゃおうね～～」と話されていました。決して、客層は若くないんですけどね（笑）まっ・・・・おばさまより若い。

そして終演後、「いい話だったわね・・・出演者知らない人ばかりだけど、よかったわ～～」と大満足で帰られ、私も思わず嬉しくなりました。

観劇 その３８

日本フィルハーモニー交響楽団の『シンフォニック・エンタテイメント』に出かけてきました。

渡辺俊幸さんが指揮・プロデュースで、ゲストが矢野顕子さん。

このシリーズ、今回が２回目。ちなみに、１回目のゲストは平原綾香さんでした。

渡辺さんはオーケストラの音楽をもっと身近に感じて欲しいと、思っている方なので、選曲がとても分かりやすく、クラシック素人の私でもとっても馴染めるんです。

今回の選曲は、前回の続きでアレンジの妙と言うコーナーがありまして、『もしもショパンが映画音楽だったら』と『ビートルズメドレー』でした。

ショパンの曲を、男女の出合いから楽しさ、そして相手を亡くした悲しみ、それでも立ち直って生きるというイメージで聴かせてくれました。

ビートルズメドレーの初めに『Ｔｈｅ　ｗｉｎｄｉｎｇ　ｒｏａｄ』が流れたのは嬉しかったな～。私、大好きなんです。

クラシックからは、ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』を聴きました。渡辺さんがいろいろ曲にまつわる話をしてくれるので、一層親しめます。

第２部での矢野さんは『ひとつだけ』『マイ・ロマンス』『中央線』『へびの泣く夜』の４曲。渡辺さんと矢野さんは、なんと・・・・高校の同級生だそうです。だから、高校時代のお互いの話が出てきたりでトークも楽しかったです。何よりも、いつも穏やかにお話する渡辺さんの人柄が出て、ほんわかした気分になるのですよ。

矢野さんの歌を生で聴くのは初めてですが、歌が可愛い～～と言う印象を受けました。

渡辺さん曰く、「矢野さんは体の１部がピアノになっている。」とか・・・その証拠に毎回演奏がかわるんだそうです。

ご本人も、ピアノに楽譜は置かず歌詞だけ書いた紙を置き、好きに演奏するんだそうです。

こんな話を聞いた瞬間、天才～～～と思っちゃいました。

矢野さんと言えば、甘い感じの歌声ばかりと思ったのですが、『マイ・ロマンス』では素敵なジャズの雰囲気に・・・・。この方にもっとジャズナンバーを歌って欲しいと思いました。

写真はさだまさしさんから届いたお花と、終了後お茶をした時に食べた「白桃のタルト」。美味しかった～～～です。

観劇 その３７

狂言を観てきました。

私にとって狂言と言えば、野村萬斎さんであり萬斎さんだけしか観た事がないのですが・・・。

今回は茂山正邦さん、宗彦さん、逸平さんです。宗彦さんと逸平さんの名前は耳にしたことあるんです。確か・・・・女性にとても人気があるっていわれていたような～～～。

内容はチェーホフ生誕１５０周年にあたり、狂言様式による新作、『ぷろぽおず』（チェーホフの『結婚申込』より）と、古典狂言『鎌腹』の２本。

どちらも面白かったです。何度もクスクスと笑ってしまいました。『ぷろぽおず』は結婚の始まり、『鎌腹』は結婚の末路で、とある家庭のビフォー・アフターを見るかのよう・・・とチラシに書いてありました。

『ぷろぽおず』は特に面白かったですね。結婚申込にきているのに、一族の悪口合戦でケンカになっちゃう。そのやりとりが最高に面白かった。とっても分かりやすい内容でした。

そして茂山宗彦さんが気になりました。女性に人気があるっていうのが、なんとなくわかるような気がします。

とっても面白いのに、狂言って難しいイメージがあるのかな～～～客席に空席が多かったのが残念だったな～～。

暑い(ι´О`ゞ)

本当に今年は暑いとにかく暑い

今日はお休みで、暑いから家でじっとしていたかったけど、歯医者でした。

歯医者に行くまでに、もちろん汗だくです。止まると汗がどっと出てくるでしょう。歯医者に着くなり、診察だったので汗がだらだら・・・・・・でも治療中だから、なかなか拭けなくて・・・・冷房効いているのに、本当に暑かった。

治療を終えて、ごはんを食べて・・・ふと向かいのお店をのぞいて見つけてしまった。この写真のポーチ。ポーチなんていっぱいあるから、なくてもいいのに可愛いくて購入しちゃったよ。

ポーチの地色は茶です。そして柄はマトリョーシカ。可愛いでしょ。

観劇 その３６

ひょんなところから、招待状をいただきまして『ダブル』を観劇してきました。

出演は橋本さとしさん・中越典子さん・堀内敬子さん・コング桑田さん・山西惇さん達です。

ちょっと気になる内容の芝居で、興味を持ちながらもチケットを購入するか迷っていたのですけど、ストーリーを読んだら、とても面白そうでチケット取らなかった事をちょっと後悔・・・・・だからこそ、観劇できてラッキーでした。

結論から言えば、文句なしの面白さでした。

笑いあり、ドキドキ感あり、サスペンス小説を読むように物語が進みます。約２時間４５分くらいの公演（休憩１５分あり）なのですが、長さは感じませんでした。

えっ～～次はどうなるの～～～とページをめくる手も早くなるって感じです。

２幕目は約１時間なのですが、残り１時間でどうやってまとめるのかな～～と思ったら・・・・・ラストは書けません。だって、今日初日なんですもの～～～～。

さとしさんは２役なのですが、この違いがとっても楽しい。堀内さん、中越さんとともにほとんど出ずっぱりです。

堀内さん・・・・変わらず可愛いです。で、笑いのツボを心得ていらっしゃる。ふとした動きや、セリフの間が笑いを誘います。

中越さん・・・テレビでしか拝見したことなかったのですが、舞台いいですね。セリフが気持ちよく聞こえ、とってもわかりやすい。好感度アップです。

カテコでさとしさんが挨拶されていましたが、初日とあって舞台上もいろいろスリリングだったようです。いろいろハプニングが見えない部分であったのでしょうね。

本当に面白い舞台でした。迷っている方がもしいたら、お勧めします。