読書21（騙し絵の牙）

塩田武士さんの｢騙し絵の牙｣です。

大泉洋さんにあて書きしたと言う小説。
各章ごとに、大泉洋さんのダ･ヴィンチに載っていた写真が入るので一層、大泉洋さんのイメージで読みました。

淡々と進んで行きます。
編集の仕事って大変！ノルマのある仕事はきついわ。出版界は大変なんだね～とか、私は絶対、出来ない仕事だわとか、上司とのやり取り、駆け引きは戦国時代の武将のようだし…

で、ラストで驚いた。
そう繋がって、タイトルの騙し絵、そして牙なんだ❗️
お見事でした～

途中で、つまらないともし思っても、絶対、最後まで読んでください～

観劇13（precious moment）

プレシャスモーメントに行ってきました。

出演は中川晃教さんと田代万里生さん。MCはソニンさん。

オープニングは万里生さんのピアノから始り、中川晃教さんの君の瞳に恋してる。演奏はピアノとバイオリンだけ。とっても素敵でした～。

ソニンさんが開口一番、今日が一番長くなると思いますと言っていたのだけれど、進むうちになるほどと納得。

中川晃教さんのマイペースで人の話を聞かない、そしてソニンさんがMCなのに時々仕切って進行してしまう笑えます。

それぞれのプレシャスな人は誰？と言う質問に万里生さんは市村正親さんをあげていました。スイニードットの稽古場で、自分の事で一杯で市村さんの通しを観ていなかった。すると市村さんがスッーとやって来て『マリオ、オレどうだった？』

正直に観てなかったと答えると、『マリオオレにダメだしが出せるほどよく観て』とアドバイス。
緊張で、いっぱいいっぱいの万里生さんをリラックスさせるためなのか真意はわからないけれど、後輩思いの市村さんだなと思いました。

中川晃教さんはイッセイ尾形さん。稽古への取り組み方が型にはまらずっていうのが魅力的だったようです。

ソニンさんは大竹しのぶさん。
舞台に上がると変わる人。その気持ちの切り替えはどうやって？と万里生さんが聞いたことがあるようで…一言

『脳をその役にすればいいのよ。その人の脳になるの』って、これは天才しか言えない。

歌も素晴らしかった。

万里生さんとソニンさんのデュエットでボニー&クライドから1曲。
中川晃教さんとのデュエットはミュージカルビューティフルの実在する作詩、作曲者の曲。タイトルが思い出せない～。中川晃教さんのピアノとソニンさんのエレキギターがとても良かった～。

中川晃教さんと万里生さんのデュエットは「闇が広がる」

チケットを取るか取らないかで悩んだ観劇だったけれど、コロナ感染者が増えて迷ったけど、行って良かった～得した気分です。

終演はやはり30分も押しました(笑）

観劇12（スコア ミュージカルハイスクール）

明治座でスコア観劇。

出演は中川晃教さん、坂元健児さん、上口耕平さん、石川由依さん、夢咲ねねさん、徳永ゆうきさん、佐藤友祐さん、おばたのお兄さん、東京力車さん。

知らない方が多い舞台でした。今日、明日の公演で初回ってのもあり、かたさがみられました。なんか笑いもやり取りも空回りしている感じ。

物語はミュージカルの先生として中川晃教さん、坂元健児さん。他は生徒のみなさんですね。

結論から言えば、中川晃教さんの歌声をもっと聴きたかった。
でも、ジーザスクライストスーパースターから、スーパースターを歌ってくれたのはききごたえありました。女性パートも中川晃教さんが歌ってしまう。音域の広さ、感動ものでした。

坂元健児さんはレミゼのアンジョルラスを演じてから全く声がかからずとぼやきつつ、スターズを披露。オペラ座の怪人からも1曲、歌ってくれました。

音楽監督の園田涼さんの、ミュージカルの解説がとても分かりやすくて良かった～。中川晃教さんとやり取りしながら進めるのだけど、ずっとこの二人でいいじゃんと思ったりして。

上口耕平さん、9年ほど前にクラブセブンに出演されていて、笑顔が可愛いとちょっと気になる人でありました。久しぶりに拝見。当然ですが、大人っぽくなられて、細い、顔小さい。そして変わらず笑顔が可愛い。

レントからシーズンズオブラブをうたったのですが、私は良かったと思いました。

おばたのお兄さん、小柄な方なのですね。
で、バクテン、バクチュウを披露したことにびっくり‼️お見事でした。

中川晃教さん、坂元健児さん以外はかたさが感じられるなか、適度なツッコミなど良いタイミングで面白かったです。

観劇11（母と暮らせば）

こまつ座の｢母と暮らせば｣です。
出演は冨田靖子さん、松下洸平さん。再演です。初演と同じメンバーなのですが、あれから松下洸平さんはブレイクしましたね。

今回は前から2列目、センターと言うラッキーな席でした。

90分弱と言う上演時間の中に大切な事がたくさん描かれている。
これは舞台ですが、現実に経験した人はきっと多くいたはず。忘れてはいけないこと、伝え続けなくてはならないことだと強く感じます。

おにぎりを作ってもらい食べるシーン、泣けました。

母を思う息子、息子を思う母。
もっと生きたかった多くの人達。

こんな辛い、悲しい思いが世界中から消えてくれることを願います。

読書20（無人駅で君を待っている）

いぬじゅんさんの｢無人駅で君を待っている｣です。

二度と会えないあの人にもう一度だけ会えるとしたら…

雲ひとつない夕焼けの時に、その電車はやって来ます。

天竜浜名湖鉄道の寸座駅、夕焼け列車乗って二度と会えない人が会いに来てくれるという奇跡。

心あたたまる物語です。亡くなった人への悲しみがどの話にも出てくるのですが、残された人がそれを乗り越えて前に進んでいく物語。

天竜浜名湖鉄道の寸座駅、行ってみたくなりました。浜名湖がとてもきれいなんだろうなぁ。