重松清さんの『ゼツメツ少年』です
切ない話でした。不思議な世界観であり、これは現実のこと?小説内のこと?と何度か思いましたが、ラストまで行くと、そんなことはどうでもよくなりました。
重松さんが描くイジメについては、現実感がありとても怖くなります。たぶん、十分な取材をしているのでしょうね。
この本もそんな1冊です。主人公は中学生のタケシと、小学生のジュン(女の子)とリュウ。
タケシは実の兄からいじめられ、学校中の人からもいじめられています。この兄がどうしようもない・・・・加えて、両親も全く本当の子どもの姿を見ていない。
リュウはいじめられていた子を助けた事から、自分が今度はいじめられてしまう。でも、負けまいとするんだけれど・・・・。
ジュンは家庭環境が複雑。3歳で亡くなった姉が忘れられない両親。ジュンの存在が見えていない。見ているようで、見ていないという複雑さ。
それぞれが問題を抱えているのだけれど、この3人が家出をする。そして色々な人たちに出会う。でもその人たちはいったい誰?そして、少年達は帰ってくるの?
不思議な世界だったのだけど・・・・読み終えたら、切ない・・・。
大人も子どももこの本を読んで、イジメについて考えられるといいなと思う。
イジメからは何も生まれない。どうして、いじめるのだろう・・・大人はどうすればいいのだろう・・考えさせられる1冊。
『ありがとう公演・みんなで行こう武道館』に行ってきました。
出演はもちろん、三大ミュージカルプリンス・・・井上芳雄さん、浦井健治さん、山崎育三郎さんです。
週初めの月曜日だけど、それも6時開演だったけど、仕事終わって走って滑り込みました。トイレ待ちの間にドーナツを立って食べ(←行儀悪いですね~~。)空腹をしのぎました。
でもですね・・・武道館はトイレが少ないものだから長蛇の列。係りのお姉さんは、時間が来たら会場には入れません・・・・って何度も言うし・・・・それはないでしょう~~と言う雰囲気。
ああいうときには、前後の方と一致団結しますね。私の前の方は大阪から来たとか・・・浦井さんのファンだとか・・・とにかくトイレをさっさと済ませようとか・・・誰も使っていないのなら、男子トイレを開放してくれてもとか・・・。焦りながらも楽しかったです。
さてさて、コンサート内容ですが、ものすごっく、とっても、とっても楽しい満足な3時間強でありました。月曜日であろうが、行ってよかったです。行かなきゃ後悔するところでした。
歌も趣向を凝らして、楽しませてくれたし、いろいろな歌を歌ってくれました。でもやはり、ミュージカルナンバーは最高ですね。
トークもとにかく面白い!!
それぞれの役割がしっかりしてきた感じ。
天然の浦井さん、ツッコミの井上さん、まとめる山崎さん。笑いの連続でありました。
個人的には井上さんのツッコミが大好きです。
師匠と呼び、教えを請いたいくらいですわ(笑)あの、カミソリのような鋭いツッコミ、ホレボレします
今回は久しぶりのアリーナ席、それもAブロックという前方席だったから、本当にラッキーでした。
あ~~~あ~~、しばらくStarsに会えないと思うと、ちょっと寂しいな~~。それぞれの活躍を楽しみにしましょうか・・・。